十年一日

予定だと、そろそろ「日経」大阪版夕刊に、いずみシンフォニエッタ大阪の演奏評が出るのではないかと思います。普通に批評しております。

PR誌にややこしいことを書いたり、ブログで言いたい放題であったり、加えて演奏評を書いたり、関係者におかれましては、もはや、うんざりしていらっしゃるのではないかと心配しますが……。

基本的な考えとして、わたくしは、やるんだったら「最低でも」20年続くようなことをやって欲しいと思っています。音楽を文化と呼ぶのであれば、それくらい気の長い、息の長いものであるはずですし。

(現に、館長、礒山先生のバッハやオルガンのシリーズはのんびり気長に続いて、百年でも保ちそうな雰囲気ですよね。

室内オーケストラでも長く続いているところはあって、京フィルは、先の日曜日にはベルクの室内協奏曲(!)をやり遂げてしまいましたよ。

そして長く続いている団体は、ウィーンやベルリンのオーケストラでも、N響や大フィルでも、最初の10年はガタガタしていて、今とは名前すら違っていたりします。10年なんてそんなものです。あっという間。)

いずみシンフォニエッタ大阪には、どこかしらデパート展示場の物産展(期間が終わったら、全部撤収してしまう売り尽くし!)のような感じがあって、毎回が自転車操業で、今やれることをやり尽くして、撤収、それが毎回繰り返される身軽さが特徴のひとつではあるかもしれず、800人規模の会場で現代音楽というのは永遠の難題ではあろうかと思いますが……、でも、

20周年を楽しみにしております。