第53回 張記念館レクチュアコンサート 大栗裕と外山雄三の知られざるヴァイオリン・ソナタ

荒井 英治 昭和のヴァイオリン・ソナタ選

荒井 英治 昭和のヴァイオリン・ソナタ選

  • アーティスト: 荒井英治ヴァイオリン・白石光隆ピアノ,外山雄三・尾崎宗吉・吉田隆子・箕作秋吉,荒井英治・白石光隆
  • 出版社/メーカー: ナミ・レコード
  • 発売日: 2002/11/05
  • メディア: CD
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  • 日時:2011年9月24日(土曜日) 14:00開演(13:30開場)
  • 会場:関西学院張記念館(西宮市上甲東園1-11-12) TEL:0798-53-9878(当日のみ開演後は不可)
  • 演者 :講演 白石知雄(神戸女学院大学、大阪音楽大学講師)、ヴァイオリン 日比浩一(名古屋フィル・コンサートマスター)、松村英臣(大阪音楽大学講師)
  • 演奏曲目:大栗裕 ヴァイオリンとピアノのための組曲「淀の水車」(1966)、外山雄三 ヴァイオリン・ソナタ(1964)、大栗裕 ヴァイオリン・ソナタ(1964)

*お問い合わせは TEL: 0798-43-6112(直通) 関西学院大学文学部 美学研究室まで

なぜ大栗裕と外山雄三なのか? どうしてこの二人が、昭和40年前後に相次いでヴァイオリン音楽を書いたのか? 舞台は大阪労音例会。初演したヴァイオリニストは辻久子と海野義雄。大栗裕のヴァイオリン・ソナタの演奏は、おそらく初演以来47年ぶりになると思います。

(演奏に入る前に、30分ほど、わたくしのほうで解説・お話をさせていただく予定です。ヴァイオリン・ソナタは、ヴァイオリン協奏曲(毎日放送の1963年芸術祭参加作品)の翌年の作曲。大阪室内合奏団のための「弦楽のための二章」、関西学院大学マンドリン・クラブのためのシンフォニエッタ第1番などとほぼ同時期で、この頃の大栗裕が彼なりのやり方でバルトークを強く意識していたことがわかる曲だと思います。)

ただし、張記念館は、ご存じの方はご存じかと思いますが、甲東園の閑静な住宅街の一角で、外観は、知らないと通り過ぎてしまいそうな普通の家屋。会場はその一室で、40人くらいでいっぱいになるスペースです。

入場無料、事前予約などは想定されていません。

常連の方々にはご案内をさせていただいているそうですが、ささやかな試演・研究演奏の会というようにご理解いただければ。

街中のホールの一般のコンサートホームのように、専属スタッフがお客様に万全のケアをするというのではなく、ホームコンサートの雰囲気に近くなるように思います。

とはいえ、ご関心をおもちの方のご来場は歓迎だと思います。

誠にお手数ではありますが、場所は自力で発見して、自力でたどりつく、ということでお願いできればと思います。上記、お問い合わせ先は、当日道に迷ってしまった等、万一の場合の備えということで。(普通の住宅街で、特別な駐車スペースはないので、お車でのご来場は難しそうです。)

たとえば、ここでコンサートをやっていらっしゃる方のサイトに、手書き地図がありました。ご来場のご参考になるかと思います。 → http://www1.kcn.ne.jp/~kei-u/kinenkan.html

わたくし自身も、コンサートの企画はさせていただきましたが、関学様にお招きいただいた立場なので、宣伝してしまったがゆえに不測の事態が起きて先方にご迷惑がかかると申し訳ない、と気を遣いながらのご案内でございます。

以上、そのあたりをご了解いただきつつ、大栗裕のヴァイオリン・ソナタ、そんな曲があるなら、しかも、日比さん、松村さんの演奏ならば、という方に向けての情報提供でした。

どうぞよろしくお願いします。