○○したらサヨウナラ

地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)

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地雷を踏んだらサヨウナラ [DVD]

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この独特の手触りのあるタイトルの元ネタは報道写真家・一ノ瀬泰造の遺稿集と、それにもとづく映画なんですね。

彼女自身がこれを知っていたのか、幻冬舎の編集者が知っていたのか、「チーム涼美」は冴えてる、ということですね。

日本は一度失敗したら終わりだ、ガー、とか言うのは、最終的に世相にどういう診断を下すにせよ、こういう人たちのことを考えてからにしたほうがいいと思う。「世相に診断を下す」という身振りが何に支えられているのか? 絶えず反芻し、考えが揺れたり、更新されて、決して足場が盤石ではない状態に耐えるしかないのではあるまいか。「安定した身分保証」が揺らぐ局面を問うのであれば。

(で、パオロ・マッツァリーノ=辻大介説の真偽はその後どうなったのだろう。)