アガンベンの修道院はミイラ取りがミイラになったと思ってしまうような不信心者には、こういう風に「キリスト教世界としてのヨーロッパ」を部品に砕いて相対化して語ってくれる人のほうが安心できてしまう。
「私たちの世界」がキリスト教になったとき――コンスタンティヌスという男
- 作者: ポール・ヴェーヌ,西永良成,渡名喜庸哲
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/09/23
- メディア: 単行本
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書名が水村美苗(なった時)と田川建三(という男)の合わせ技みたいではあるが……。