価値の霊的・宗教的な擁護

経済万能に対抗して宗教的、霊的な態度に立てこもるのが前の世紀からの転換期に幅をきかせたけれど、やっぱりそれは筋が悪い。

(大久保賢のブログを久しぶりにまとめて読んで、改めてそう思った。音楽史は聖人列伝ではないし、クラシック音楽を礼拝崇拝の対象とする姿勢は、むしろ、連日連夜SNSで興行元から乱発されている広告の美辞麗句(あらゆる演奏家が類い稀なキャリアと音楽性で輝いているかのような)とむしろ同じ方向を向いているように思う。)