ビジネスの哲学 来たるべきビジネス・バカのために

もしかすると、共同体から身を引きはがしてビジネスを勉強すると、2つ前のエントリーで書いたようにキモいカタカナ言葉と機械の自動返信のような受け答えをするようになったりするのだろうか。

だとしたら、一刻も早くそこを突き抜けた「来たるべきビジネス・バカ」に育って欲しいものである。というより、企業体(正確には公的機関や学校などのあらゆる組織を含む)の皆様におかれては、新入社員が十分なバカに育ってから外との対応に使って欲しいものである。敬語とか、他者へのアイロニカルな演技ではない敬意とか、そういう若者たちにとっては「キモい」のかもしれない事柄をちゃんと勉強しないと、来たるべきバカにはなれないよね。

(ビジネス啓蒙書に触発された千葉雅也の哲学=21世紀版の「オラ東京さ行くだ」を、アイロニカルではなくユーモラスにビジネスの現場に還流させるとしたら、たぶんそういうことになるはずだ。)