大阪センチュリー交響楽団第99回定期演奏会

ザ・シンフォニーホール。指揮はユベール・スダーン。ハイドン「交響曲第99番」は、各パートにまんべんなく話題を振る、非常に公平な音楽。一方、後半のモーツァルト「プラハ」は、第1楽章を、ほとんどバッハかヘンデルのように理屈っぽく、壮大に組み立てて、第3楽章のリズムで遊ぶなど、工夫と策略に満ちた演奏でした。(モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第5番」のソリストは、天満敦子さん。この人選はちょっと……。)