2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧
質問者:最近の報道やプレスリリースでは「チケット完売」という言葉をよく目にします。ちょっと古めかしい感じがする「満員御礼」という言葉とどう違うのですか?
昨日公表された手記は、家にテレビもなければ新聞も見ない浮き世離れした人生を送る人の肉声にしては、事件発覚以来の各方面からの発言をみごとに踏まえ、なおかつ、(書き手の不利にならないギリギリの地点を的確に見極めたうえで)現在の読者の関心・好奇…
○○オ○は盛りすぎ、というだじゃれを思いついたが、さすがにシャレにならないので名を秘す。キツいブラックジョークに耐性のない人は解読してはいけない。自己責任である。
-社会的判断力批判 ブルデューライブラリー" title="ディスタンクシオン -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー">ディスタンクシオン -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー作者: ピエール・ブルデュー,石井洋二郎出版社/メーカー: 藤原書店発売日: …
コンビニが流通業の末端だった頃と、ATMや宅配や各種公共料金の窓口やチケットの受け取りなどに業務を広げて、店の前は街中の数少ない喫煙スポットにもなっている今とでは、役割や見え方が違うといえば違う。いま音楽ホールが面白い、という切り口があり得る…
オペラの終焉: リヒャルト・シュトラウスと〈バラの騎士〉の夢 (ちくま学芸文庫)作者: 岡田暁生出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/12/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る 最晩年のアリーチェ夫人が住むリヒャルト・シュトラウス家にス…
「ああ君か、実はついさっきまでボクはね、絶世の美女と最高の時間を過ごしていたんだ。ほんの5分前まで、ちょうどいま君が座っているそこに、彼女はいたんだよ……」彼の話は本当かもしれないし、作り話かもしれないが、彼の目は真剣で、今もまだ、その女性…
「平成、終わったな」と、このところ日々思うわけですが、それはたぶん、昭和末期(バブリーなイメージで代表されるような)を知らない人たちが世の中にどんどん出てきて、新しい発想でいろいろなことを切り盛りしはじめる準備が整いつつある、ということだ…
「私が○○を好むのは、○○の数奇な人生に興味を惹かれたからではない」とイチイチ断り書きを入れるのは、「私が○○と付き合っているのは、決して財産目当てではない」と会う人ごとにイチイチ言い訳して回るのに似ている。財産目当てでも、運命的な恋愛でも、見…
そしてようやく男のintroduceが終わって、彼女とその音楽が語り始める。(書き言葉というメディアの特性ゆえに、その男の言葉を通してではあるが……。)はたして彼女は、その人生と音楽を結びつけるようなしぐさをみせるのか、そんなことをしないのか。あるい…
[ケルビーニに関する記述を2カ所に加筆。まさか「ケルビーニもまた純正フランス人である」などと言うわけにはいくまい(笑)。あと、池内友次郎についてのわたくしの意見もちょっとだけ補足。] バッハ様式によるコラール技法: 課題集と60の範例付き作者: 小…
ウクライナで本番をやり遂げて泣いちゃった女子さんは、美しい容姿を身にまとっているから、ヤマトナデシコな期待の視線を集めて、そういう文脈でいろいろなお話ができあがっているように見えるけれど、飛び上がってクルクル回ると、自分も気持ちがいいし、…
[追記:そのよくできたアイデア=台本を書いたのはドイツ人なのだとか、な〜んだ、日本人が考えたわけじゃないじゃん。人騒がせな。しっかりしてよ!]
(追記あり)
[「銀色に輝くシュトラウス」の話を短く追記]サムラゴーチの出現に慌てて、まるでリーマンショックの株価暴落が起きたかのように思い込んで不安に駆られる人たちが、今頃になって、改めてこの本にすがっているらしい。 音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 …
「記者という人種は上の圧力というものを一般サラリーマン以上に嫌う人種である」という記述を見かけた。なるほど、そういうことか、とあれこれ思い当たる。
先週の大フィルの演奏会では、山田和樹が「皇帝」と「英雄」を振っていた。ソリスト(金子三勇士)も含めてアンコールは潔く一切なかったので、最初から最後までステージにはEs-durだけが響く。意図的にそうしたのでしょう。サムラゴーチのゴーストの人が書…
私には、18世紀半ばザルツブルクの「教育パパ」とやらを心理学の装いでプッシュするのと、広島生まれの「現代のベートーヴェン(偽)」を優秀な作曲技術でプロデュースするのは、音楽大学が培ってきたものの破廉恥な濫用として、五十歩百歩に見える。何を浮…
今日の日本の音楽界には、ネームバリューのある人の名で仕事を取り、実際は分業で仕事する商慣習が深く定着しています。中にはそうした「工房制」を前提に見積書を提出するケースなどもあります。[....]これが、かつての牧歌的な「マイスター養成」と明らか…
家にある未見のDVDをいくつか消化。 あの頃映画 「切腹」 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2012/12/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る
その公演は完全にノーマーク。大阪国際フェスティバルの「フィガロ」で、グート演出の舞台とはほとんど関係なく元気いっぱいにピリオド奏法(エンライトメントなんちゃらのオーケストラ)をやっていた若い指揮者さんだったんですね。
某所でそんな会話を見かけたが……、室内オーケストラという20世紀の現象は、おそらく、弦楽四重奏に代表される室内楽と、マーラーやリヒャルト・シュトラウスが君臨した時代の後期ロマン派巨大編成オーケストラを前提として、その間を駆け抜けようという作戦…
そよかぜ~りんごの唄~(DVD) SYK111出版社/メーカー: 松竹映画 コアラブックス発売日: 2012/03/01メディア: DVDこの商品を含むブログを見る 「リンゴの唄」というと、焼け跡になった東京、人でごった返す闇市のラジオからくぐもった音で鳴らすのが定番になっ…
仕事が一段落したのでヴァーチャル散歩。
まあもちろん、今ここで窮地に陥っていたり、どこかに閉じ込められて進退窮まる「ぼく」や「わたし」がいるとして、おもむろに「助けてウルトラマン!」と呪文を唱えても、テレビ番組みたいにかっこいいBGMが鳴って空からヒーローがやってきたり、どこからと…
[啓示を得た(←スピリチュアル!)ので罵声を追記(笑)]きもい。あまりにも気持ち悪いので、開いたページを速攻で閉じた(笑)。
[細かく補足あり]「音楽そのものと向き合え」派(コンテンツ派)と「物語込みで楽しもう、むしろ、物語をこそ楽しもう」派(コンテクスト派)の議論、ということにすると、あなたはどっち、わたしはこっち、と気軽にしゃべれるような気がするかもしれないが…
マーカス・デュ・ソートイは、『素数の音楽』も面白かったけれど、『シンメトリーの地図帳』(原題 Symmetry)はさらに強力に読ませる。 シンメトリーの地図帳 (新潮クレスト・ブックス)作者: マーカス・デュ・ソートイ,冨永星出版社/メーカー: 新潮社発売日…
In a live performance, the logistics of safety and precision in placement of the shots require either well-drilled military crews using modern cannon, or the use of sixteen pieces of muzzle-loading artillery, since any reloading schemes to…
突飛な思いつきなのは重々承知していますが、過去の様式で曲を書くことを「課題の実施」としてのみ許可する、というのは、減反政策に似ているのではないか。勝手に作ると「オリジナリティがない」とペナルティを課されるけれど、レッスンで「課題の実施」と…