端的にどうでもいい

「私が○○を好むのは、○○の数奇な人生に興味を惹かれたからではない」

とイチイチ断り書きを入れるのは、

「私が○○と付き合っているのは、決して財産目当てではない」

と会う人ごとにイチイチ言い訳して回るのに似ている。

財産目当てでも、運命的な恋愛でも、見合いでも結婚相談所でも、そんなこたー知らん。

誰が誰を好きか、とか、そんな話、いい年をした大人の会話のなかでの優先順位は、相当低いだろう、ふつう。

くっつく奴はくっつくし、うまくいかない奴はうまくいかない。きっかけも、続く理由も、別れる理由も人それぞれだ。

メロドラマへの執着心がこじれにこじれて、七転八倒しているのは、もうわかった。

君のお相手が、横でどうしたらいいのか、困った顔してるじゃないか。そっちのほうが、よっぽど面白そうに思えるのだが。君の話はもういいから。