2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
でもクラシック音楽から「教養」を取ってしまうと、後には何も残らないんですよね。歴史的を振り返っても、クラシック音楽は教養市民層(教養主義)の発展と不即不離なわけですから。 まだ、その話をするか。
バイエルの謎: 日本文化になったピアノ教則本作者: 安田寛出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2012/05/16メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログを見る この本、前半は遅々として状況が開けなくて、読んでいると、(とりわけこの種の本を職業…
前にも書いた気がしますが、2001年に朝比奈隆が死んだときに伊東信宏さんが朝日新聞に追悼文を書いて、そのあと会ったときに、私がとても面白かったと感想を述べたら、「本当は本人が生きている間に言わないとダメなんだ……」と言われた。私は馬鹿正直なので…
村田純一『技術の哲学』を「科学と技術」のところまで読みました。ますます面白くなってきました。 技術の哲学 (岩波テキストブックス)作者: 村田純一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/17メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (15…
グリーグ その生涯と音楽作者: アーリングダール,小林ひかり出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2012/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 阪大の伊東信宏先生のところで小林ひかりさんがグリーグを研究しているのは、バルトークが最晩…
どうやら、ここ数ヶ月に私が書いた記事で一番面白がられているのは《作品名》の件らしいのですが(日本音楽学会機関誌編集委員会ならびに音楽之友社ならびに東京藝術大学の皆さん、世間に知られちゃいましたよ!) http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.…
技術の哲学 (岩波テキストブックス)作者: 村田純一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/17メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (15件) を見る 「中世スコラ哲学がアリストテレスを取り入れたときに、音楽理論(musica theoretica)と…
前のエントリー(http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20120518)の背景はそれなりに面白い話なので、解説を添えておきましょう。
人間関係の揉め事がなければオペラじゃない!楽しいことになって参りました。(^^)
「大阪論」というと、『現代思想』のような傾向雑誌ですと(笑)、ともすれば注目は西成に集まりがちですが、大阪の核心部といえば、やはり上町台地と船場でしょう。(中沢新一(談)「アースダイバー的「大阪の原理」」、『現代思想』2012年5月号、160頁) …
絶望的に時間がなくて(各方面すみません!)書き捨てのようになりますが、http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/2012-46b4.htmlツボを突く選曲で、本当に楽しそう。
4/20の大栗裕没後30年記念演奏会の批評が表記紙に早速出ている、と教えていただきました。