2006-01-01から1年間の記事一覧

2006年の仕事(雑誌のCD・演奏会評)

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8月から「音楽現代」でCD評を書いています。とりあえず今は、「共演者のジンマン化」(ジンマンのベートーヴェン}、「音楽の力学と化学」(スクロバチェフスキ)、「ピュア・トーンによる人力シンセサイザ」(ノリントン)とか、宣伝文句には使えなさそう…

2006年の仕事(新聞の演奏会評)

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今年から、日経新聞(大阪夕刊)にも寄稿させていただいています。購読してくださっている方から見れば「新参者」ですから、初心に戻ってひとつずつ確かめながら、でも、「こういう切り口があるのか」と、演目の選択も含めて(夏にはファミリーコンサートも…

2006年の仕事(曲目解説)

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今年は演奏会の曲目解説を17件書かせていただいたことになるようです。京フィルで武満徹、ショスタコーヴィチ、マーラーについてまとめて書かかせてもらったこと、大阪国際フェスティバルの「運命」、神戸女学院定演の「第九」で久しぶりにベートーヴェンの…

来年度の大阪フィルハーモニー交響楽団

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午後から、リーガ・グランドホテルで、大フィル来年度の事業計画の発表会に行ってきました。来年は大フィル60周年の節目に当たるとのことなので、どういうことを予定しておられるのか興味があったので。詳細は、いずれ公式サイトや関西クラシック音楽情報(…

大阪フィルハーモニー交響楽団第403回定期演奏会

ザ・シンフォニーホール。ヴィンシャーマンの指揮でバッハ「ブランデンブルク協奏曲」全曲。今回は曲目解説を書かせていただいたのですが、いくつか誤記がありました。原稿が遅くなって、タイトな日程の中、著者校正まで出していただいていたのに、私のミス…

高校単位未履修問題

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大阪市立大学講師が、福岡県の公立高校で必修科目未履修が十年以上前から常態化していたことを示唆している(ように読める文章)。「(理系から文転しましたもので、世界史は高校で履修してないんですわ(笑))」 http://d.hatena.ne.jp/smasuda/20061107高…

京都市交響楽団第493回定期演奏会

[追記あり]夜、京都コンサートホール。大友直人指揮でメインはマーラーの交響曲第1番。大友さんは、常任指揮者に就任した年にもこの曲を取り上げていましたが、その時よりも落ち着いたテンポで、第4楽章のメロディの歌わせ方にこだわりを見せたり(その分…

いずみシンフォニエッタ大阪第14回定期演奏会「武満徹に捧ぐ」

午後、いずみホール。「Rain Comming」、「群島S.」という80年代以後のロンドン・シンフォニエッタのための作品、ガーデン・レイン、ウォーター・ウェイズという水にまつわる室内楽(良くも悪くも、武満徹といえば「水」というパブリック・イメージが今も強…

猿谷紀郎(作曲家) が語る武満徹「意識された空間」

あれはたしか、高関健さんが大阪センチュリー交響楽団の常任指揮者を惜しまれつつ(と言ってよいと思います)退任される直前、いずみホールでベルクの室内協奏曲その他を取り上げた演奏会のロビーだったと思うのですが、音楽学者(大学の先輩ですが)の伊東…

日本経済新聞夕刊「オーケストラ実力診断」

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オーケストラ実力診断(上) http://www.nikkei.co.jp/kansai/culture/34212.html オーケストラ実力診断(下) http://www.nikkei.co.jp/kansai/culture/34338.html 先週の「上」に続いて、今日の夕刊(大阪版のみでしょうか)に「下」が掲載されました。全…

岩城宏之さん

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ご逝去されたそうですね。つい最近も、東京混声の演奏会に出演されたという記事を見たので、まだ、細く長く活動を続けてくださるのだろうか、と期待してしまっていたのですが……。関西では、2月の武満徹没後10年の演奏会(京響)が最後でしょうか。首席客演…

ウィキペディアの使い方

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神戸女学院、音楽史の授業で学生に配布した文章です。いずれ、3webのサイトの方に、こういった文章はまとめて公開しようと思っていますが、ウィキペディアは何かと話題ですし、日頃、演奏会の曲目解説を書かせていただく時に感じていたことでもあるので、ひ…

武満徹について

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4/30の京都フィルハーモニー室内合奏団の定期演奏会「武満徹の世界」(指揮・ピアノ:野平一郎)。 雨ぞふる(室内オーケストラ) カトレーンII(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット) トゥリー・ライン(室内オーケストラ) そして、それが風であ…

大阪シンフォニカー交響楽団第108回定期演奏会

大山平一郎指揮、ザ・シンフォニーホール。シンフォニカーは、オーケストラはこういう風に弾くもの、というような慣習にとらわれずに、まっさらなところから演奏を作っている印象があるので、是非この先も「統合」されることなく独自路線を続けて欲しいと思…

エイプリルフール

今日4月1日はエイプリル・フールの日。日頃、堅実な日常を送っておられる方に「うそ」が解禁される日ですが、日頃、言いたい放題の「音楽評論家」は、こういう日こそ、心を改めて、「ほんとうのこと」を書くべきでしょう。……と決意して、知恵を絞ったので…

第26回(2005年度)音楽クリティック・クラブ賞

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昨年12月に行われました音楽クリティック・クラブの選考会の結果、第26回(2005年度)音楽クリティック・クラブ賞及び音楽クリティック・クラブ奨励賞の受賞者が下記の通り決定しました。今回は2004年12月から2005年11月にかけて関西で開かれた演奏会の中か…