2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

没後50年

山田耕筰は1965年12月29日に亡くなっているので、私の人生は山田耕筰と18日間だけ重なっていることになるようだ。山田耕筰研究は後藤暢子先生がいて、先頃評伝が出たし、音楽学会では山田耕筰を扱う発表がこのところ毎年のように何かある感じになっているの…

更新

3年ぶりにHTMLを手打ちして、FTPした。http://www3.osk.3web.ne.jp/~tsiraisi/musicology/index.html

Sinfonietta × Symphonette → Sinfonetta

シンフォニーに縮小語尾をつけたいときはどうするか。小さな交響曲(楽章数が少ない場合もあるし、編成が小さい場合もある)という意味では、イタリア語に遡った Sinfonietta という言葉が最も広まっているかと思う。そして小編成楽団が Sinfonietta を名乗…

オープンリールテープの手製インデックスはコピーできない

ラジオ、テレビのドラマ音楽のオリジナルテープを扱っていて気がついたのだが、オープンリールテープの編集は、比喩ではなく実際にテープを「切り貼り」するので、あっちこっちに白いテープが貼ってある。四五十年前のテープなので、粘着力が落ちて、再生し…

インドネシア1967

[本文はここへ移動 → http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20160220/p4 ]

盲人という他者

「かたち」の哲学 (岩波現代文庫)作者: 加藤尚武出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/08/19メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る モリヌークス問題は知覚の哲学のお題でもあるけれど、(1) 盲人の視覚は晴眼者にとって…

神話の解体

踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽 (NHK出版新書 454)作者: 輪島裕介出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/02/06メディア: 新書この商品を含むブログ (16件) を見る 少しずつ少しずつ読み進めて最後までようやくたどりつき、心に残るのは、本書が最後に…

吹奏楽の楽器編成

大栗裕の吹奏楽曲は、(まだ)世に出ていないのを含めると20曲くらいあるが、各曲の楽器編成を書き出してみると、色々考えさせられた。1960年代から1980年代は、シンフォニックバンドに向けて各団体の楽器編成が少しずつ変化しているし(一番わかりやすいの…

役者は舞台に複数回出て欲しい

今年は奇しくも夏休みに「楽しいオペラ」シリーズがあったわけだが、書くタイミングを逃していた話をひとつ書いておく。松本で上演されたベルリオーズは、まあ喜劇であって、音楽ネタとして一番わかりやすいのは合唱の場面でカペルマイスター氏が印象に残る…

朝日会館メモ

中之島3丁目 時代と建築の響き合い 「よみがえる朝日会館」 2015年8月28日(金) アサコムホール 主催:アサヒ・ファミリーニュース社 後援:朝日新聞社 協賛:竹中工務店 関電工 高砂熱学工業 協力:朝日ビルディング 1. 映像上演&トーク 若林あかね(映…