2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

音楽の社会学/音楽の文明学?

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幸田姉妹作者: 萩谷由喜子出版社/メーカー: ショパン発売日: 2000/01/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 旧士族で幸田露伴の妹、東京音楽学校の伝説の教授で皇族などにも音楽の手ほどきをした幸田延(生涯独身)と安藤幸の評伝。稲葉振一…

老婆心ながらご忠告申し上げます

そういえば大植英次/大阪フィルによる「復活」@新フェスティバルホールのプログラムノートにツッコミを入れておこう。第4・5楽章の「歌詞対訳」と書いてあるのに、記載されていたのは日本語訳のみだった。それを「対訳」とは言わんでしょうが!? #クラシ…

昨日4月26日のことは敢えて雑談として……

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[4/28 途中に、雅亮会と淀工が国際フェスに参加していない件を追記。]あちこちで昨夜の大植英次・大阪フィル@大阪国際フェスティバル最終日の話題を見かけます。あれだけの熱演(最後の盛り上がりもですが、第2楽章が10年前よりさらに/はるかに豊かな音楽…

「東大教授の解説」は案外正しい(西垣通『集合知とは何か』)

集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書)作者: 西垣通出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/02/22メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブログ (23件) を見る このタイトルを思いついたので、メモしておきたかっただけのことで…

オーケストラのいわゆる「ミストーン」問題を本気で考えてみる

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[4/26 「ミスをするのはかっこ悪い」という素朴な感情がありうることを踏まえて、何カ所かに加筆。4/24 真ん中あたりにやや長めに追記。これで少しは「むきだし」な話になっただろうか……。] 愛のむきだし [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテイ…

褒めて伸ばす

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相手が人前に出て来たのをこれ幸い、周囲を取り囲んで逃げ場をなくし、すぐに変わるはずのない相手の欠点をあげつらい、今すぐこの場でなんとかしろ、と無茶を言うのを「イジメ」と呼びます。みなさん、覚えておきましょう。「学校」で開発されたこの悲しい…

瞬時の判断と自然資本

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自民党農政史(1955~2009)―農林族の群像作者: 吉田修出版社/メーカー: 大成出版社発売日: 2012/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ああ、そういう親子なのか、と妙な感動を覚えた。

悪しき文学趣味

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https://twitter.com/smasuda/status/324183452394086400 http://blogs.yahoo.co.jp/katzeblanca/24541955.html 「私」の心の中の暗く湿った部分が世界の大状況とシンクロしている。こういう論の立て方は悪しき文学趣味だと思う。

のしあがれニッポン

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これは一定の支持を集めるスローガンかも。

Pierre Souvtchinsky の名と20数年ぶりに再会するストラヴィンスキー『音楽の詩学』新訳

音楽の詩学 (転換期を読む)作者: イーゴリストラヴィンスキー,Igor Strawinsky,笠羽映子出版社/メーカー: 未来社発売日: 2012/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 笠羽映子さんがフランス語1942年版から訳したストラヴィンスキー『音楽の…

コンピュータの「匠」

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10年以上前にPDAにハマっていた頃、(電子手帳が今のスマホへ進化する過渡期に、アップル社のニュートンとか、Personal Degital Assistant と呼ばれていた掌サイズのコンピュータがあったのです、「スタートレックの通信機みたいのが本当にあったらいいのに…

陰謀と親心

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陰謀論は常に権力から疎外された人々によって発せられる。「権力を持っている」と周囲から思われている人が明らかな陰謀論を語り始めたとしたら、彼あるいは彼女は(少なくとも主観的には)権力を失いつつあるのだと考えるのがよい(少なくとも主観的には)…

大阪国際フェスティバル(大阪国際芸術祭)の立ち上げは吉田秀和が「音楽展望」をはじめるよりもかなり前

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昨夜、第51回大阪国際フェスティバルの一環ということになっているフェニーチェ劇場の「オテロ」を見せていただいたのですが、入口の招待客受付で窓口のおばちゃん(リニューアル前からいる人)にわけのわからん嫌味を言われて、ふと考えた(笑)。

承前:ツーカーの消滅

戦後かなり長い間、大阪フィルと関西歌劇団と大阪音大は、公式の組織としては別だけれど、全部(少なくとも事実上の)ボスは朝比奈隆で、同じ人たちが役割を使い分けるエイリアスみたいな感じだった(と考えるしかないように思う)。あの人たちは隠さず遠慮…

イデオロギーと政治(と音楽)

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また、政治学を専門としない学者やジャーナリストが、政治上の問題としてよく関心をもつ話題に、ナショナリズムがある。私見ではどうもこの問題は、政治というよりも、宗教などと同じく個人の生き方にかかわる信念のありようとしてとらえた方が適切に思える…

事務書類・申請書・報告書・誓約書等々に書名捺印する「作家さん」の権利はどうなっているのか? 書類作成という労働が付加価値の発生源なのだとしたら、そのことへの対価をちゃんと計算していただきたい件(真剣)

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わたくしは、零細な家内労働で編んだ作文で対価を売る売文と、大学へパートで出講する大学教員の兼業なわけですが、ふと気がつくと、大学教員としての仕事に派生する諸々の書類作成については、どうやら、正確な「対価」を雇い主が計算していない気配がある…

コンヴィチュニーの「椿姫」

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ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲[Blu-ray] [DVD]出版社/メーカー: ナクソス・ジャパン発売日: 2011/12/14メディア: DVDこの商品を含むブログを見る 私が大学へ教えに行くのはパート(非常勤)なので、本来それほど行事とか事務の仕事はないのですが、年度をまた…

巨大鯨の胃袋みたいな新フェスティバルホール

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大事に書こうとして〆切を超過してしまう悪い癖が出て死にそうになりながら、4/3は新フェスティバルホールの「開業記念式典」へ出席させていただきました。その後、八尾の母のところへ行くと翌4/4の朝日朝刊には1ページぶちぬきの記事が出たようで、ホール…

体が資本な経験主義の父親と、数学的論理で楽しいパズルが得意な賢い母から「近代」という獣が生まれて懐疑主義の野へ放たれた4月5日

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というお伽噺を書いたら、彼はまたブチ切れてしまうのだろうか?今は時間がないので、思いついたタイトルだけ掲げて、そのうち本文を書きます。ピーター・バークの終章で予習しておいてください(笑)。 知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか作者:…