2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

朝比奈隆を考える(はびきの市民大学最終第12回、朝比奈隆と大栗裕)

etc

はびきの市民大学、お陰様で全12回を終えることができました。http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20091114/p1最終回は朝比奈隆論をやりました。以下、順を追ってご説明させていただきます。ポイントは5つ。 (1) 関西楽壇には「外へ開かれた窓口」が必要だった…

華麗なるブラス・サウンドと大阪弁(はびきの市民大学第11回、吹奏楽はなぜ流行る?)

大栗裕といえば、「小狂詩曲」、「バーレスク」、「俗謡」、「神話」、「仮面幻想」の吹奏楽であるわけですが、大栗裕を中心に戦後関西の音楽をお話しております羽曳野市の市民講座では、あえて、吹奏楽の話を終わりのほうまで温存して、最後から2番目に持…

【続報】松下眞一 歿後20周年 追悼演奏会

etc

先日第一報風にお伝えしました松下眞一、スペクトラ全曲演奏を含む演奏会。お問い合わせ先:http://active-kei.com/news.html 演奏者大井さんブログ:http://ooipiano.exblog.jp/12896328/唐突ですが、こんな作文をさせていただきました。http://ooipiano.ex…

戦後関西音楽小史 - 大栗裕を中心に(はびきの市民大学):第9回 昭和の祝祭 - エキスポ'70(12/16)、第10回 昭和の日常 - 放送音楽(1/13)

[1/15 最後に若干の追記]断続的にご報告しております、羽曳野市の市民講座。http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20091114/p1昨年の最後は、1958年の大阪国際フェスティバル、1960-70年代の「大阪の秋」国際現代音楽祭、1970年の大阪万博という戦後の関西の音楽…

シェーンベルクを読む、「主題と変奏 作品43a」へのコメント

わけあって大作曲家たちの吹奏楽曲をまとめて調べています。ストラヴィンスキー「管楽器の交響曲」が圧倒的に面白いと思ったのですが、ヒンデミット、シュトラウス……と調べるうちに、シェーンベルクの「主題と変奏」(1943年)について作曲者自身のコメント…

創作音楽劇〜音と言葉の出会い〜「賢治の幻想」

というのに行きました(2日目の1月9日)。http://www.alti.org/page/1247189347.html昨年夏の京都府民ホール・アルティの20周年記念行事、「夕鶴の世界」や「兵士の物語」の流れを汲む演劇と音楽のコラボ企画だと思います。リーダーは、去年の「夕鶴」と…