2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

break through の添削

同じであることと、異なることは、二者択一ではなく、その間には広大な領域が開けている。西洋人が ratio (比=理性)を信奉するのは、ratio の可能性の展開=アナロジーを武器にして文明を開こうという企てであった面があるかもしれない。などと言い出すと…

承前・「日本の祝日」の意味

専業主婦(現在の日本では富裕層にカウントされるようだ)は平日の昼間に友人たちと遊ぶ。 → 兵庫芸文で観察される現象。サラリーマンは仕事が終われば急いで帰宅する。 → 遊んでるお金はないギリギリ感かと思いきや、家で夜中にネットにつないで、細かくお…

夢は夜開く、は過去の風習なのか?

家庭交響曲はイタリア語で symphonia とイタリア語で言ってるのがミソで、既にロココのコスプレが始まっているからコーキョーキョクを期待するのは違うよなあ、というのが1点。あと、子供はオトナにまとわりついて五月蝿い、というところは、技術的に頑張れ…

昼出川澄子って……

なんか、原作というか下敷きになった映画のDVD、売れてるっぽいですね。 オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日: 2013/08/23メディア: DVDこの商品…

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(あなたに「こうしたら?」と提案したり、わたしが「こうしよう」と宣言するとき、すべての人が同じようにすべき、の含意はないとしたもんだ。「世界の運命は私の運命、私の境遇は世界の縮図」ってのは胸アツなマーラー/ショスタコーヴィチ症候群。保菌者は…

日欧警察権力の原像

翔ぶが如く〈1〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (72件) を見る 読み始めましたが、司馬遼太郎が「余談」で水増しする手法をいつからはじめたのか。各作品…

宿題

(全国的にシラバス作成の季節かと思いますが、来年度は音楽史概説の授業で毎回、宿題を出してみようかと今思いつく。「好きじゃないこと」に教師・学生双方が取り組んでみる試み、その1、ということで。)

色恋とイデオロギーズと「ポップ」の製法

依存したい人たちの双方の利害が一致したところに生まれる何かが克明に記述されている。http://uzuramadoka.hatenablog.com/entry/2015/01/11/224005内田樹が憑かれたように連投する無茶な発言を浴びて、雷に打たれたように覚醒しちゃう中年男性の心理[リン…

家庭の問題

リヒャルト・シュトラウスは、スピンアウトのピアノ協奏曲まで書いたくらいだから、「家庭交響曲」をほんとに気に入っていたんでしょうね。別に「ばらの騎士」で突然、脱前衛を宣言したわけじゃなく、こういう人なんでしょう。天下国家に一喜一憂するテレビ…

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http://blogs.yahoo.co.jp/katzeblanca/26385786.html「自粛」が何に対して言われることが多いかと考えると、歌舞音曲の自粛。やんごとなき人を思って、派手でにぎやかなことを率先して慎む、という20数年前にあったことが思い出される。一方、上の文に「欲…

野外演奏・広場の音楽

警察の研究を警察官という人(と組織)についての研究として立案すると、早晩、現役のおまわりさんとどうつきあうべきか、というところに真正面からぶつかって、結構ややこしいことになりそうで、それは意味のある衝突なのかどうか、判断が難しい。警察音楽…

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(どうやら、本日、山を越えた。警察の皆様、ありがとうございました。この件、ご厚意を無にしない展開を慎重に考えながら進めていきたいと思っております。それにしても、最近の音楽資料調査は犯罪捜査みたいであると言われますが、一揃いの楽譜を前にして…

動線

(慌ただしい朝の忘れ物防止には、動線の見直しが効く。必ず通る場所に、絶対忘れないものとセットにして置いておくとスムーズに手に取ることができる。ハンカチは靴下とセットで収納する。手袋はカバンの脇に並べて置いておく、とか……って、私は何を説いて…

けいみょうしゅぎ

(ダジャレです。意味はない。「ルソーとモーツァルト、18世紀ヨーロッパの軽妙主義の諸相」とか。もしくは、軽妙手技か……。あるいは、軽妙過ぎ!、か。大栗裕のじわじわ来るユーモラスな文章を書き写す朝。)

reformation

……ということで、fundamentalism の次は、和製英語のリフォームとはちょっと意味合いが違うとされているらしい reformation のお勉強に手を付けつつある。原理主義絡みで「文明の衝突」が喧伝される昨今の一つ前の宗教戦争といえば、これですよね。カトリッ…

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(お母さんが、息子が学校へ行ってる間に部屋に入って、乱雑に散らかっているモノたちを「G」とか「L」とかラベルをつけた箱に整理整頓しようとしたら、帰宅した息子がブチ切れた。「ちらかってるんじゃねえよ、わかんねえのか、くそババア。二度とオレの部…

交通戦争(実学候補)

日本の吹奏楽の歴史を「軍楽隊からコンサートバンドへ」という流れで整理してしまうとこぼれ落ちるものがあって、そのひとつが消防音楽隊と警察音楽隊かもしれない。自衛隊音楽隊のように軍楽隊を直接引き継いでいるわけではないけれど、今も地道に活動が続…

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(サラ金を法で規制するようになったとされるご時世を踏まえた中居クンの久々の「金融道」をみたら、カネを借りるのは「自己責任」(ほんとに嫌な言葉)と貸し手が巧妙に言い逃れするワル知恵満載の作りになっていてゲンナリした。金貸しさんの世界が、鈴木…

「外国は恐い」

(だから、音楽家もみんな日本に呼び戻して国内で団欒・憩いを暖かく楽しみましょう。……という風潮になったら嫌だなあと思うあまのじゃく。「失われた20年」で外の世界をよく知らない世代が社会の実務担当になっている時代だから、なし崩しにそうなっちゃい…

手技

遠き落日(上) (講談社文庫)作者: 渡辺淳一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/13メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 医療ドラマを見ていると、手術をバリバリこなす外科医さんが「手技」という言葉を使ったりしますが、思えば、野口英世は、医者…

極北

どんなに画面がでかくてもノートパソコンで長時間書き仕事をしているとどうしても姿勢が悪くなってしまう(腰に来る←じいさんへの道だ)とわかったので、iMacを購入。Yosemite の人になってしまったのだけれど、Apple のパソコンは、全モデル、ディスクドラ…

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その1:楽譜とシンクロするサウンドトラックYouTube には楽譜つきで演奏を聴かせる動画が色々上がっている。作るのはかなり手間がかかると思うのだが、そういうのを趣味にしている「職人さん」がいるのだろう。集合知。先日はリゲティのピアノのエチュード…

まあ、落ち着いて

(先日の三ツ橋敬子&大阪響もオーケストラを気持ちよく響かせる好演で、今年に入って、これは大丈夫だろうと当たりをつけて行った演奏会が軒並みいい結果なので、これはきっと、そのうち反動が来るのではないかと怖れている(←貧乏性)。あと、私は最近、「…

タナトス、死の欲動

(ネットの日本語空間に今、充満してるよね。)

テレビの知識

江戸時代の町人さんが読んでいた黄表紙とかそういうのは楽しい絵本みたいなものだったようだし、あとは裕福だと歌舞伎を見に行くくらいか……。さっき夕方のいわゆる「情報番組」をみていたら、行政の話で、解説者さんが関係者を小ずるく下卑た連中としか思っ…

感想2つ

仕事部屋(音楽資料しか置いてない)とは別に、机や何かを揃えて快適に読書できる部屋をつくったのがいいのだが、他のことをすべて終えてから本を読みはじめると、一日が24時間では足りないことがわかった。睡眠不足。 遠き落日(上) (講談社文庫)作者: 渡辺…

「天下の新国立劇場の上演水準」

これが地方のオペラだったら「非常に頑張っている」と称賛もできようが、天下の新国立劇場の上演水準とは言えない。 東条碩夫のコンサート日記 1・21(水)新国立劇場 ワーグナー:「さまよえるオランダ人」(2日目) この人は結局これだよ(笑)。演出…

プロコフィエフの交響曲

ショスタコーヴィチはマーラーのように、自らの内面的な生活を脚色してみせる類い稀な才能を持っていた。自分自身の運命と自国や世界の運命とを区別して見てはいなかった。それとは対照的にプロコフィエフとシュトラウスは「自己自奉者」で、世界が自分の周…

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青騎士作者: カンディンスキー,フランツ・マルク,岡田素之,相澤正己出版社/メーカー: 白水社発売日: 2007/06メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る シェーンベルクが「歌詞について」を寄稿したカンディンスキー「青騎士」第1…

江戸しぐさ、ならぬ、城下町の欧文脈のしぐさ

http://blogs.yahoo.co.jp/katzeblanca/26371425.html書き言葉の句点が標準化されるのは、欧米語でもかなりあとのことだったはず。とりあえず、概略はこんな感じでいいはず。↓http://www.rondely.com/zakkaya/his/gra2.htmそして今日「文法」として伝承され…