2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大栗裕「大阪俗謡による幻想曲」(1956, 1970)の作曲技法 --草稿「大阪の祭囃子による幻想曲」の分析を中心に--(『大阪音楽大学研究紀要』47)

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大阪音大の紀要に大栗裕「大阪俗謡による幻想曲」(1956, 1970)の作曲技法--草稿「大阪の祭囃子による幻想曲」の分析を中心に--という論文を寄稿しました。「大阪俗謡による幻想曲」の複数の自筆譜の異同を調べたレポートです。大阪フィルハーモニー交響楽…

アートと真実とレジャー、大植英次で驚いているようでは……

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「大植英次のマーラー是か非か」談義は、まだそれなりに続いているようですが、だめ押しで書いておきたいと思った話は単純で、20世紀のぶっ飛んだアーチストたちが作り出したほとんど客に拷問を強いるような営為の数々に比べれば、あんなものは問題とするに…

吹奏楽考

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別の記事にトラックバックしていただいた記事の書き出しの一節が、ずっと宿題のように気になっております。 「国家と音楽」という本は、書店でぱらっと見て、私には合わなかったので買いませんでした。つか、確かそのぱらっと見たときに「日本の吹奏楽史では…

名誉白人の夢よ永遠に(「関西の民間ホールはいま」in『音楽の友』2月号)

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先月末に日帰りで行った東京、音楽之友本社にて、渡辺和さんの司会で、響敏也さんとわたくしであれこれお話した座談会の模様が「関西の民間ホールはいま」という記事になったようです。あっちこっちに話が脱線しがちな話をきれいに整理していただきまして、…

音質至上主義のマーラー(大阪フィルハーモニー交響楽団第425回定期演奏会)、追記でマーラー・ブームと往年の「第九」ブームの似ているところ

日経新聞大阪版に演奏評を書くことになっているので、演奏そのものについて細かく書きませんが、東京公演や大阪の2日間の定期演奏会で、せっかく会場へ足を運んで、客席に座っていらっしゃったのに、何を聴けばいいのかわからないまま時間だけが過ぎていっ…

明治の偉人たちはBest and Brightestだったのか?(奥中康人「国家と音楽」の記事にトラックバックをいただきました)

確か「撤退戦の研究―日本人は、なぜ同じ失敗を繰り返すのか」だったと思いますが、ヨーロッパがアジアを植民化していった時って、ある時期までは港しか占領しなかった、要所要所だけ占領して砲艦外交で恫喝し、交渉が決裂したときに軍隊を送り込んだのであり…

「京響、市財団に移管」(京都新聞2009年1月26日朝刊)

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……という記事が京都新聞1/26月曜日の朝刊一面トップで報じられたようです(http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012600037&genre=A2&area=K00)。わたくしのコメントも出ていたと記事を読んだ人から伝え聞いていたのですが、今日やっと現物を確…