2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
事前に授業の準備をするときに、どう質問したらいいリアクションが得られるか、あれこれ工夫する、というところからはじまって、講義のなかに学生への質問を混ぜるのは結構なリスクを伴うわけだが、別に誰かに教わったわけではないけれど、私は、学生に質問…
リヒャルト・シュトラウス (作曲家 人と作品)作者: 岡田暁生出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2014/04/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る
特殊奏法はYouTube向きですね。
栗山昌良について、「赤毛ものはイマイチだが、和物は素晴らしい」と但し書きつきで誉めるのが社交。彼が日本を題材とする作品で一面に桜を広げた舞台に対して、その可能性と限界を言葉にしようとするのが批評。
公害問題華やかなりし頃、企業の責任を問うために「一口株主」を募って株主総会で消費者が発言権を得ようとする運動がありましたが、毎年秋に全国の大学の先生たちが膨大な労力を費やすといわれている、例の申請書作りも、そういうやり方をしたらどうなんで…
無理矢理でなくオーケストラをぶん回す今どきの欧州の若い指揮者のスタイルという感じですね。いずみホールで2管編成のオーケストラが完璧なバランスで鳴ったのを聴くのは、ヤルヴィ&ドイッチェ・カンマー以来な気がする。(思い切って鳴らすのだけれど、…
[びわ湖ホールのフォル・ジュルネも「ウィーンとプラハ」がテーマでドヴォルザークが取り上げられたらしい。]
やはり、BS放送というのを視ることができたほうがいいものなのだろうか、と少し調べてみたのだけれど、デジタル放送はハードディスクに録画するのが一般的で、ブルーレイやDVDも使えるようにしようと思うとああなって、こうなって……と、なんだか、Macで日々…
大学がたくさんあって、教員がたくさん必要になると、なかには、教える側にも引用・盗作・(アイデアの?)模倣・丸写しの区別がついていない人が出てくる。そしてたぶんこれは、昨日今日のことではない。それらの区別を曖昧にする言葉を辞書登録しても、実…
ドヴォルザークはカトリック。 Requiem: Symphony 9アーティスト: Dvorak,New Jersey Sym Orch,Macal,Krovytska出版社/メーカー: Delos Records発売日: 2000/04/25メディア: CDこの商品を含むブログを見る
最近よく思うのだが、2、3代遡ると家は農家だった、というケースが日本の都会ではそれほど珍しいわけではないはずで、農業は結構ちゃんとした産業だったんじゃないかという気がする。で、農家といってもそれなりの土地があって人を使っていた自作や地主と…
何にせよ本気で腹を立てるエネルギーは貴重な資源。大切に育ていただきたい。見かけが大きくて面倒な話を吹っかける人は、そういう人なので、たぶん、いつまでもいなくならないから、それはそれでやってもらって、自分のやることをひとつずつやっていかない…
ドヴォルザークの合唱作品を調べるうちに、「アメリカの旗」という曲(コロンブスの新大陸「発見」400年記念の委嘱作)があると知り、調べたらこんな曲だった。この人の合唱曲を聴くと、どれだけ「書ける」作曲家だったのかと空恐ろしい気がする。
悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東 (幻冬舎新書)作者: 中川右介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/03/28メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見るフェミニズムはコジマ・ワーグナーや江青(←今の若い人は誰だかわからないかな?)をどう位…
東京での外人指揮者の活躍は、プロ野球の外国人枠(4番指名打者で守備はしない、とか)に似ていないこともないわけだが、その一方で、「○○全曲演奏」というのは、「記憶には残らないかもしれないけれど、でも、せめて記録に残る演奏がしたい」という感じが…
毎週月曜日は、週一回だけ朝のおよそ40分間、大阪市内の通勤ラッシュを体験する巡り合わせになっている。あれは凄いね。終身雇用とか安定収入というのは、あの護送列車に詰め込まれることを受け入れる英断への対価のような気がする。生きるため……。梅田周辺…
大友直人は京響と長く関わり、今日の基礎を一緒に作って、今や古都の名士。大阪フィルは、若い頃に海外へ出て、国内にまったく足がかりのなかった大植英次を9年で「男にした」。沼尻竜典は滋賀に来て、名実ともに念願のオペラ指揮者になった。次は彼の番、…
まったく同じ時刻に開催。真ん中の休憩中にタクシーを飛ばしたら半分ずつかけもちできないかと、真剣に考えたくらいどちらも逃したくない公演でしたが、もうひとつのほうも聴くべき人(たぶん複数)が聴いていたようなので安心した。いつも他と重なって聴けず…
(別にわざわざ申告するいわれはないと思うが、本日4/19(土)は、家の風呂場の工事に立ち会わねばならないので、演奏会には行かない。)
[追記あり]
大阪で「○の陣」と銘打てば、自ずと「冬の陣・夏の陣」を人は思い出す。まさか東京の人だからといって知らないはずはないと思うが、あれは、豊臣の大坂城が江戸の徳川に攻め滅ぼされた合戦だぞ。それにあやかるというのは、つまり、俺たち関東人が大阪に攻め…
「いくらなんでもこれはちょっと……」と即座に判断できるくらいに耳の肥えた人にとっては、今更いうまでもないが、このオーケストラは、普段、こんな酷い演奏はしない。「そこまで言わなくても……」と思う人は、27日にNHK-FMで先日のペトルーシュカの放送があ…
[追記あり]
基本的過ぎて、話にならん。せっかく音楽関係の仕事してるんだから、管楽器か弦楽器を自分で一度習ってみるといいんじゃないですか。どんなに過去の実績があっても、たくさんの人が周到に環境を整えても、使っている設備が立派でも、揃ってないものは揃って…
ちょうどいい機会なので、この話をします。
たとえば、の話だが、「圧巻と評された」という惹句があったときに、 (1) 誰が (2) 何を そのように評したのか、まずは確認しておこう、と考えるのが第一歩。できれば、 (3) いつ (4) どこで も知りたいところ。そのためには、出典・情報源をつきとめること…
音楽ジャーナリズムに、かつて「今は演奏家の時代だ」という言い方があったわけだが、どうやら、それだけでやっていこうとするといつまでたっても自転車操業を抜け出せないよなあ、ということに、人は次第に気づきつつある(ような気がする)。たとえば京響…
東京音楽学校の最初の海外留学生は女性で、昭和の初めには少女ヴァイオリニスト・ブーム(諏訪根自子、巌本真理、辻久子)があって、今でも日本のオーケストラをみれば、どこのヴァイオリン・パートも女性が多いのだから、これは昨日今日の話ではない。……と…
懲りないヒトは懲りない。
新垣隆氏の家の間取りはどうなっているのだろう。雑然とした部屋「しか」テレビには出てこなかったが、住居のすべての部屋があの状態なのか、どこかカメラの入らない一角に寝るスペース等が確保されているのか……。