2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

洛北社

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マルタニズム(丸谷明夫指揮・東京佼成ウインドオーケストラ)

DVD

マルタニズム 完全版 [DVD]出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング発売日: 2012/08/29メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る 淀工・丸谷先生の東京佼成のコンサート出演は、当初2011年4月の予定だったのが震災で公演中止になって、今年一…

文楽と歌舞伎に「血縁」はあるか? 能・狂言と文楽・歌舞伎に関するノート

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[論旨がわかりやすいように小見出しを追加。それにあわせて記事のタイトルを変更しました。][↓文楽の「人形」問題の広がりを考えるとしたら、ご紹介すべき本はこちらかなと思ったので差し替え。8/28] 人形記―日本人の遠い夢作者: 佐々木幹郎出版社/メーカー:…

狂言とオペラ、大栗裕「赤い陣羽織」の馬の装束

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故あって、このところ、いま大阪で話題の「文楽」、すなわち近世大坂の義太夫節人形浄瑠璃、を飛び越して、狂言のことを調べています。狂言に通じている方でしたら、この写真をご覧になると、タイトルに掲げたお話のオチはすぐにわかってしまうでしょうか……。

お盆休みの時期に定期演奏会を聴きに京都へ行ったことなど

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京都市交響楽団は関西のオーケストラで唯一8月の定期演奏会をやっています。しかも今年は世間のお盆休みにかかりそうな13日でした。日経大阪版本日夕刊に評が出たはずです。(8月に演奏会の数が少ないのは、自分たちが休みたいというよりお客様のペース…

「赤いウィーン」に労音があった?(岡田暁生『楽都ウィーンの光と陰』では寸断されてよく見えないもの)

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[追記:「赤」がきれいに映えるように(笑)、関連書の紹介を大幅増量しました。] 楽都ウィーンの光と陰作者: 岡田暁生出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 先に、岡田暁生『楽都ウィーンの光と陰…

NHKラジオ「現代の音楽」1958年7月13日放送分を聴く

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NHKラジオで1957年から放送された「現代の音楽」(長らく柴田南雄が司会をした)の現存する音源の公開というと、昨年のちょうど今頃、ナクソス・ジャパンからNHK「現代の音楽」アーカイブシリーズが出ましたが、今度はナクソスとオンキョーの「N響アーカイヴ…

オルガン演奏会を聴きつつ、直球ど真ん中を待つ

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日経夕刊大阪版に、3日のいずみホールのヴァインベルガーのオルガン演奏会の評が出たようです。誰も気付いていないと思いますが、演奏会の6日後に新聞評が出る、というのは、わたくしとしてはこれまで経験したことのない最速でございまして、しかも、オル…

大阪フィルハーモニー協会『関西交響楽団/日本映画音楽演奏録音全記録』

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ここには書けない問題でかなり精神的にダメージを受けているのですが(←入院していた父親は無事回復・退院しましたので、そういうのではありません念のため)、これはご報告しておかねばならない、と気力を振り絞りまして!一連の朝比奈隆演奏記録のほか、4…

ベルリンのシューベルト、ウィーンのリヒャルト・シュトラウス(岡田暁生『楽都ウィーンの光と陰』)

『美学』最新号に阪大の山口真季子さんがクルシェネクによるシューベルトのピアノソナタの補作を扱った論文が出ています。シューベルトはヨハン・シュトラウスと並ぶ生粋のウィーンの音楽家ですが、クルシェネクやシュナーベル(ピアニストであると同時に作…

門外漢な読書三題、文楽のこと・大正大震災のこと・ジャポニズムのこと

歌舞伎の歴史は、素人が楽しみながら読めるものが色々ありますが、 絵で読む歌舞伎の歴史作者: 服部幸雄出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る こういうものに相当する文楽の本はあるので…

自分で組んだプログラムを解説するのは難しいと思うのですが、それにしても、以下のお話は時節柄アウトかもしれないのでご注意ください

いずみホールの先の演奏会の曲目解説が公開されています。 前世紀のパリと、現在の大阪。そして、いずみホールの空間を巡る様々な音。本日の公演では様々な意味で、時間と空間の、拡がりと繋がりを体感して頂くことになるでしょう。 Facebook コンサートへ行…

抱き合わせ商法と、夏休みに親子で読もう よくわかる日本のオーケストラの歴史

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18世紀末から19世紀初めにピアノという楽器が裕福な市民に普及し始めた頃には、鍵盤の下に裁縫箱のついた小型のピアノが作られたそうです。どれくらい売れたか知りませんが。^^;;Windows95の大々的な宣伝で「パソコン」が市民権を得はじめた頃には、「家庭用…

酒井健治「Danse Macabre〜27人の奏者のための」

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行きがかり上、聴いてみた。http://kenjisakai.net/sound

アーツマネジメントという文明の知恵

「大衆が楽しんでいる芸術には税金を出してはいけない、市場がせっかく成立しているその芸術マーケットが混乱するから」[中略]これは公務員が劇場担当になって、テレビタレントが出るような演劇公演をしたいとか、売れている歌手のコンサートをしたいとか、…