2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読売日響名曲シリーズ

ザ・シンフォニーホール。指揮、飯守泰次郎。シベリウス「フィンランディア」の関西ではちょっと聞けない金管楽器の重量感、「ヴァイオリン協奏曲」の戸田弥生の集中力が印象に残りました。他に交響曲第1番。

大植英次バイロイト音楽祭記者会見(2)

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大植英次さんのバイロイト音楽祭出演が今年かぎりになった話で、以前、レポートを書いたシンポジウムのことを思い出しました。シンポジウム・レポート「現代におけるヴァーグナー上演の意義と問題」 http://www3.osk.3web.ne.jp/~tsiraisi/musicology/articl…

大植英次バイロイト音楽祭記者会見

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*追記あり午前11時、リーガ・ロイヤルホテル。ドイツから帰国直後の大植英次氏による記者会見にご招待いただきました。会見内容は多岐に及びましたが、バイロイト出演が今年かぎりになったことについての直接的な説明は、次のようなものでした。 当初の契約…

増田聡「その音楽の<作者>とは誰か」(3)

まず、本書成立の周縁事情について。本書のあとがきに、大阪大学文学研究科に提出された学位論文にもとづいていると記されています。私の母校でもある学校です。おそらく他校でも同様のことが起きているかと思われますが、私たちが在籍した研究室では、90年…

三戸久史 古典クラリネット・ファンタジー

ザ・フェニックスホール。古典クラリネットとフォルテピアノ(山名敏之)でウェーバーやシューベルトを吹く興味深い企画ですが、三戸さんの演奏は線が細く、ベアマンの表現力に富んだ演奏を想定した作品(ウェーバー「ジルヴァーナ変奏曲」やメンデルスゾー…

増田聡「その音楽の<作者>とは誰か」(2)

excite. Booksのインタビュー 第15回 パクりパクられて生きるのさ - 増田聡インタビュー其の二 http://media.excite.co.jp/book/daily/friday/015/で興味をひかれたので、途中をとばして(乱暴な読み方で申し訳ない)、終章「<作者>の諸機能」を読んでみま…

増田聡「その音楽の<作者>とは誰か」

増田聡さんの新著、ひとまず、最初の方を拝読しました。増田聡「その音楽の<作者>とは誰か - リミックス・産業・著作権」(みすす書房)ISBN:4622071258特に、クラブ・ミュージック小史は、知らないことばかりで面白かったです。ただ、後半の核になってい…

囃子堂〜和の室内楽空間・音満月・音新月〜

京都コンサートホール小ホール。能のお囃子を音楽としてコンサートホールで鑑賞しようという夏の企画も3年目で、すっかり定着したように思います。「お囃子は、各人が気合いを込めて演奏すれば自ずと合う。周囲に合わせようとすると、かえって力がなくなる…