2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東京藝大的なもの(湯浅譲二、西村朗『未聴の宇宙、作曲の冒険』、森鴎外訳オペラ『オルフエウス』)

[3/27 森鴎外訳「オルフエウス」のあとで入手したヴォーカルスコアについて、最後に追記しました。]近代日本の洋楽史には、東京藝大の歴史や業績から外れたところで色々面白いことが起きていたようなので、主にそんなことばかり調べていますが、たまには藝大…

ラ・ボエーム(びわ湖ホール)

[2日目を観た感想を後半に追記しています。そして神奈川県民ホール公演が終わった3/28、最後にさらに追記。]プレトークに出させていただいた公演の本番初日。ベルリンから持ってきたアンドレアス・ホモキ演出は、冒頭では文字通り浮浪者として路上(もはや…

関西フィルハーモニー管弦楽団第218回定期演奏会

何年か前に大植英次さんが大フィルでマーラーの第九交響曲を定期の曲に選んだときは、プログラムが発表された段階で既に不吉な感じがしていたのですが(いかにも指揮者が退任時にやりそうな曲なので……)、今回は何の前触れもなく、ベートーヴェンのヴァイオ…

『音楽藝術』の松下眞一と大澤壽人

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先週末に松下眞一回顧演奏会があったかと思えば、3/3は神戸女学院の皆様による大澤壽人演奏会、「大澤壽人スペクタクル」の昨年12月(兵庫県立芸術文化センター小ホール)に続く第2回(ザ・フェニックスホール)。松下眞一のことは前のエントリーに書きまし…