2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

さてしもあるべきことならねばとて

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「大阪フィル八尾演奏会」は、今月26日に終了致しました。 八尾プリズムホールに鳴り響いた大フィルサウンド! 大阪フィルハーモニー交響楽団の公式ブログです。 この日病室へ顔を出そうかと近鉄八尾駅を出たら、たくさんのお客様がプリズムホールから出て…

文化史の秋:ピーター・バーク『文化史とは何か?』

文化史とは何か 増補改訂版作者: ピーター・バーク,Peter Burke,長谷川 貴彦出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2010/01/15メディア: 単行本 クリック: 35回この商品を含むブログ (7件) を見る 2週間前から、ずっと八尾の両親(正確には父が再入院した…

メディアはメッセージである:近衛秀麿編「越天楽」の研究が『音楽学』に受理された!

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『音楽学』58/1号(2012年10月発行)に、熊沢彩子「近衛直麿・秀麿による《越天楽》の管弦楽編曲と1930〜40年代における演奏」という論文が出ているのを発見。(昨年10月発行の学会誌に今頃言及するのは、会費納入が遅れて、今日ようやく原物を手にすること…

「得意」と「苦手」の二分法は、「好き/嫌い」と「できる/できない」に分離したほうがわかりやすい

人文科学の人は、しばしば、理系の学問・手法が「苦手」だと言うけれど、おそらく「得意/苦手」は、「好き/嫌い」と「できる/できない」を曖昧に混ぜた言葉で、そこが事態をわかりにくくしているような気がする。

W. シヴェルブシュの照明の文化史二部作(『闇をひらく光 19世紀における照明の文化史』『光と影のドラマトゥルギー 20世紀における電気照明の登場』)

1991/92年にドイツへ行かせてもらったときに、『地球の歩き方』世代ですからカルチャーショックとか、そういうことはなく、基本的には、ちょっと遠い街の一人暮らしで実際的にあれこれやらなければならないことをこなすうちに一年が過ぎた感じでしたが、それ…

昨今の「外国へ行けない男たち」の存在を身辺に意識しながら、改めて、日本を脱出したかった1953/54年の吉田秀和を読み直す

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[追記あり、吉田秀和『音楽紀行』旅程一覧つき]吉田秀和の『音楽紀行』(全集に「街、雲、それから音楽」として収録)の初出(『芸術新潮』1954年2月号、4〜12月号、1955年1〜11月号)を確認しながら旅程と執筆経緯を整理して、もう一度、全集の解題を読み直…

大晦日のNHKで現前した死者の声

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大晦日から元旦にかけて、父がお陰様で退院したというので八尾で過ごす。母がNHKの紅白を観ていて、巨大な舞台美術が自由自在に映像を映し出す巨大ディスプレイ(スクリーン?)になっていることに、しきりに感動していた。是非、映像論者に、これがどういう…