2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
30日は、今年の大阪文化祭(大阪府・大阪市・大阪21世紀協会の共催)の表彰式でした。副賞の賞金が復活して、表彰式の場所もクラブ関西というところに変わって、大阪21世紀協会をバックアップするような財界の動きがあるということなのでしょうか……。平成2…
[8/30 最後に「夫婦善哉」のポマードの話を追記しています。]昨日の講演では、終わったあとに図書館の方、聴きに来てくださったオダサク倶楽部(大阪にはそういう名前で織田作之助に関する啓蒙活動をやっていらっしゃる方々がいるのです)の皆さんと歓談させ…
大阪市立中央図書館での講演会、なんとか終了しました。各方面から「行きます」と事前に言って下さる方もあって、ひとまず主催の図書館にご迷惑をおかけすることのない体裁になったようで、ほっとしております。大栗裕が昭和大阪の最重要の文化的アイコンと…
講演会、週末に迫ってきました。先日、大阪市立中央図書館へ史料調べ(地元大阪関係の資料が充実しているので最近よく利用します)と会場の下見・打ち合わせを兼ねて行ってきました。大会議室は、舞台があって、後方へ向かって客席が高くなっていくミニ・ホ…
件名: ●●大の●●です失礼します。白石知雄様、●●先生のご紹介で、メールいたしました。●●[大学名]の●●でございます。実は私、×年間、●●学会に多様な意見を反映させるべく●●●●として努力してまいりました。学会運営にも多様な出身大学の方の意見や、△△学会のご…
何の気なしにネットの海(←死語気味の比喩でしょうか)を彷徨っていると、柴田純子さん(柴田南雄夫人)のこのような一文が。 昨年、大阪の未知の女性から、《優しき歌》を歌うので資料を見せてほしいという手紙をもらいました。たしか加納さんのMDコピーの…
納得させられるエッセイで、それにつられてあれこれ考えるうちに素朴な疑問が。 事実、そうした彼の「思想」は多くの人々に有形無形の影響をかつて与え、今も与え続けている。しかし、演奏のかなりの部分をその演奏者がつくりあげ、その成否についても責任と…
NHK大阪の「よみがえる関西のオーケストラ作品」という企画は、大阪中央放送局JOBKが昭和の音楽家たち、大澤壽人や服部良一、朝比奈隆や大栗裕を同じ土俵にのせる重要な文化装置だったことをはっきり示してくれたことが画期的だと思うのですが、モダン大阪の…
大学院時代、昼間自宅にいることが多かった頃にやっていたCX系のメロドラマ「夏の嵐」で、敗戦後、華族の海軍大将(高木美保のお父様役)が、自死する前夜に自室で能を舞う場面があったと記憶しています(脚本:下飯坂菊馬)。旧士族様は、武家の式楽として…
私が大学へ入った頃は、生協の書籍部に『構造と力』が平積みしてあって、これは通俗的で恥ずかしい勘違いかもしれませんが、その頃翻訳が出たダールハウス『絶対音楽の理念』を、柄谷行人の『近代日本文学の起源』と比較しながら読めてしまうところがあった…
とりあえず、目下の私のつとめは月末の講演会の宣伝だと思っておりますので、まずはリンクの再掲。大阪市立中央図書館 連続講座「おおさか興味深深(しんしん)」第2回:「「夫婦善哉」がオペラになった!?―大栗裕と大阪の洋楽史」http://www.city.osaka.lg.…
本日は、NHK大阪放送局開局85周年記念「よみがえる関西のオーケストラ作品」公開録画。大栗裕の歌劇「夫婦善哉」(一部)とラジオミュージカルス「待てど暮らせど物語」。三善晃の音楽劇「金の魚の話」。宮原禎次の「大大阪」。ひとつだけでも目玉企画にな…