2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
メノッティ:「泥棒とオールド・ミス」「霊媒」 [DVD]出版社/メーカー: ナクソス・ジャパン発売日: 2010/12/15メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見るMediumつながり。本文と特段の関係はありません。
音楽学会の黎明期の歴史の記事は、これをきっかけに「銀次」へ興味をもってくださった方がいらっしゃるようで何よりなのですが、反面、「長い」(しかも3回続き!)とのご意見をいただきました。そこで雑談等をカットした短縮版を作ってみました。引用・デ…
演出家の鈴木敬介さんが22日に亡くなったと知りました。若杉弘さんに続いて、びわ湖ホールのヴェルディ・シリーズを牽引したお二人が相次いで……。私は、「エルナーニ」で女性だけの場面になってパッと花が咲いたような雰囲気になるところが好きでした。1999…
2つ前のエントリーで、色々なことがすっきり整理できたような気がしていたのですが、音楽美学なるもを標榜する有閑な方々は唖然とするほど察しが悪いらしいことが判明したので、少し補足します。当たり前すぎる前提だと思って書かなかったのですが、わたく…
カルチュラル・スタディーズ (思考のフロンティア)作者: 吉見俊哉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/09/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (23件) を見る
ほぼ直前のエントリーの続きです。柴田南雄における「科学的方法」や吉田秀和における「書物の編集」が、どうして高度成長期のサラリーマン社会と相性が良かったのだろう、と考えたときに、直観的に思い浮かんだのが、会社員な皆さまの図表好きなのです。岡…
音楽之友社から1965年に出た吉田秀和『批評草紙』と『続 批評草紙』は、同社『音楽芸術』に色々なタイトルで書き継いできた連載などから、39編を選んでまとめた本。吉田秀和が音楽之友社から翻訳ではないエッセイ集を出したのは、これが最初です。なんとも不…
『音楽の友』のグラビアに佐渡裕×広渡勲対談とコヴァルスキーのインタビューが出ていますが、先月の「こうもり」について、日経の批評にも、音友の記事にも上手く入れられなかったお話。私個人の感想としては、マダムが一晩で百万円使ってしまう高級ホスト・…
[8/18 後ろの方の吉田秀和体験談を少しずつ書き足しています。8/21 1970年代の朝比奈隆のヴェルディについて、短いコメントを追加。]2つ前のエントリーで、吉田秀和が1954年にブレイク直前のマリア・カラスをスカラ座の「ドン・カルロ」で観たらしいと書き…
ベルリン・フィルが100周年を記念して刊行した公式記録 Peter Muck (hrsg.), Einhundert Jahre Berliner Philharmonisches Orchester, Hans Schneider, Tutzing, 1982, 3 Bde の第3巻にBPOの全演奏記録(漏れや不審点はあるらしいのですが)が出ていると教…
[二人の大物音楽評論家のことなので、昭和の評論っぽいタイトルを付けてみました。]
[8/19 意外に読んでいただいてるようなので、真ん中に一部加筆。]「楽理」という言葉を「音楽の理論とそれを用いた分析」のような意味で使う例があることを知り、ちょっと考え込んでしまいました。
レオ・シロタやクロイツァーの評伝を書いた山本尚志さんが、数年前に『日本音楽学会30年史』を資料として、音楽批評と音楽学の関係を考察していらっしゃったことを知りました。 日本を愛したユダヤ人ピアニスト レオ・シロタ作者: 山本尚志出版社/メーカー: …
(6) まとめ
(4) 『音楽学』と音楽之友社
[8/29 雑談等をカットした短縮版を作成・公開。→ http://www3.osk.3web.ne.jp/~tsiraisi/musicology/article/msj.html ]「白石知雄は学会批判をしている」ということになっているらしいのですが^^;;、吉田秀和は設立時の発起人の一人だったようですし[学会会…
[細かく少しずつ加筆・修正しています。8/3 第4回現代音楽祭プログラムのデザイン等の話を増補。]先日届いた『阪大音楽学報』第9号の上野正章「1961年の日本においてジョン・ケージの音楽と思想はどのように広がっていったのか」が興味深かったので、忘れ…