勝手に狂乱する人々

私には、18世紀半ばザルツブルクの「教育パパ」とやらを心理学の装いでプッシュするのと、広島生まれの「現代のベートーヴェン(偽)」を優秀な作曲技術でプロデュースするのは、音楽大学が培ってきたものの破廉恥な濫用として、五十歩百歩に見える。

何を浮き足立っているのだろう……。

スコットランドの「ティ……」は、単にオバサマ方が若い指揮者にキャーキャー言ってるんで、韓流とかサドラーとかと同じ構造なのだとわかって、やや安心。

英語でしゃべれてASMFとペラペラ綴るか、「ハングル習おうかしら」と思うだけで実際にはやらずに字幕で楽しむか、「さ〜どさ〜ん」とコンサートの客席から手を振って日本語で叫ぶか、その違いがあるのみ。お好み次第で、どうぞ。

世の中は、賢い人もそうでない人も、ちょっとしたきっかけでタガが外れるものみたいですな。

今一番大きな注目を集めているらしい氷上の踊り子さんのことは、テレビ視てないので何も感じない。(報道カメラマンさんが一世一代の気合いで美しい写真を撮っているのは、ニュース検索で確認できるが。)

日に日に部屋が片付いて、大変に良い気分である。