ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー
- 作者: ピエール・ブルデュー,石井洋二郎
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 1990/04/30
- メディア: 単行本
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ハビトゥスというその界隈で知られたブルデューのタームがあるが、音楽のことがわかる/わからない、はコンサートホールのロビーなどで二言三言、言葉を交わせば、たいてい当たりが付く。
それとは別に、「この人とは音楽の話ができると見るや猛然と突進してくる日本人」というカテゴリーがある。おそらくこれは、文化社会学的分析・考察を要する歴史的に構築されたパーソナリティだと思うが、実生活で遭遇すると、わずらわしいとしたものであるようだ。
あとで、その人物が言及した案件を気が向いたらチェックすることもあろうが、その人物のことは記憶の中の音楽とは別の領域に置かれ、いずれは「ごみ箱」、さらには「ごみ箱を空にする」へ進んで削除されることになるのだろうか。
このような一連の処理が、「音楽そのものと向き合う」と呼ばれる。
音楽とは残酷な遊びであることよ。
いかにも、西欧の支配階級が考えつきそうなことだ。
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ちょっと調べたら、iBooksというApple製でPDFや電子書籍を読むアプリがあって、AutomatorにはRTFをePub形式に変換するアクションが付いてくるので、自分で作った「本」を自分宛にメール添付したら、iPod/iPhoneで読めるとわかった。
そうしてもうちょっと調べると、Pages書類をePub形式で書き出せば、目次なども付けられることがわかった。
それだけできれば、必要な文書を持ち歩くのに当面十分そうに思える。
色々オマケがついてくるけれど、結局、コンピュータさんには、帳面(ノート)と手帳に相当することをやっていただければ私としては十分なので……。
ただそれだけのことをシンプルにやれる状態を整えるために、昔は色々難儀したなあ。
コミュニケーションツール、という売り方は、やっぱりよくわからん。自己目的化は、マズいだろう。