音楽の減反政策

突飛な思いつきなのは重々承知していますが、

過去の様式で曲を書くことを「課題の実施」としてのみ許可する、というのは、減反政策に似ているのではないか。

勝手に作ると「オリジナリティがない」とペナルティを課されるけれど、レッスンで「課題の実施」としてやる分には、上手にできたら単位がもらえる。飴と鞭。

そうやって、生かさず殺さず、都会の工場(=ゲンダイオンガク)へ人を誘導するですよ。

でも、農業が、古いけれども別に技術として工業に劣っているわけではないように、古い様式は、実は十分今でも使える(食べたらうまい)から、ほっとくと、みんながどんどん作っちゃう懸念がある。制御不能になると役人が困るから、それで、「課題の実施」とか、そういう政策で統制しているのではないか。

(できの悪い管理社会論ですけどね。機械化が進む前の稲作は本当に重労働だったようなので、話はそれほど単純ではないと思いますし。)