「へえ、そうなんだ」の巻

仕事が一段落したのでヴァーチャル散歩。

特別いい男でもモテる訳でもないワタシが申し上げるのも天につばを吐く様な事かもしれませんが

「そうとうモテないだろオマエラ」

としか言い様のない下品さが業界内に満ち満ちていて、まあまあ下品さが悪いとは言いません。

女子アナとはなんだろうか - naruyoshi kikuchi INTERNET TROISIEME

へえ、そうなんだ〜。「1)テレビやラジオのディレクター、プロデューサー 2)演劇の演出家 3)女性編集者」かあ……。

坪内氏は英文科のご出身。そうか、そういわれてみればこの含羞は英文学的なものかもしれない。小島信夫も、専門こそアメリカ文学だが、英文科だった。イギリスの作家は、本気で演説してしまう人には冷たいのである。

東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ : 『昭和の子供だ君たちも』坪内祐三(新潮社)

ほお……、ああ、そういうところあるのかな〜。

ところで、垂直統合ってあったじゃないですか。マイクロソフトは、OSというプラットフォームだけ用意して、その上でハードウェア各社を競争させて大もうけする水平統合で、アップルは、ハードウェアの会社なんでそれはできなくて、ハードもソフトもサービスも全部自前でそろえちゃう垂直統合だ、とか、そういうの。音楽配信から携帯電話へ進出して、Googleに対抗してiCloudだもんね。

裏ですべてを操るビッグブラザーな感じと、カリスマを前面に建てた囲い込み商売な感じとも言えそうな。

関西ですぐに連想するのは宝塚で、あそこの歌劇団は学校から雑誌から何から全部自前で「垂直統合」している。まあ、昔何もないところから始めたから全部自分で用意しないといけなかったからでもあり、朝比奈隆だって、戦後関西でオーケストラやるときには、グループ企業風に学校もオペラも自前の業界紙も確保したわけですけど、それが今もずっと残っているのは独特ですよね。

で、茨木とか高槻とか、うちのあたりは阪急とJRが平行で走っていて、適宜使い分けたらよくて、芦屋とか、いわゆる「阪神間」はさらに海側を阪神が通っているからよりどりみどりなわけですけど、宝塚線・今津線沿線って、ほんとに阪急しか走ってないんですよね。

すごいね。ゆりかごから墓場まで、全部、阪急って感じに外からは見える。

企業家のひとつの理想ではあるのかなあ。

毎日同じ電車に乗って、毎日同じ職場で働いて、アフターファイブに行くところも毎回同じ、というライフスタイルは、私とは随分違うな。

少なくともクラシック・コンサートが来る日も来る日も、どんな種類のやつも全部同じホール……ではないくらいには、大阪は広い。阪急の「全部自前で用意する」がうまくいってるのは、淀川の北を新たに開発したからなんだろうね。市内で同じことやろうとすると、たぶん、意味が変わってくるな。

メニューごとにお客さんが入れ替わって、「場所が同じでも同じじゃない」というのが要るんだろうね、よく知らないけど。同じ人が同じ相手にむけて、絶えず何かをやり続けてる、というのじゃなくて。

おお、やっぱりここにも、モード・チェンジの有り難みが(笑)。

(ま、要するに、どう気分を変えて「倦怠期」を逃れるか、って話ですね。)