ベルリン・ドイツ交響楽団演奏会

ザ・シンフォニーホール。ケント・ナガノ指揮。ベートーヴェン「交響曲第5番」は、太めのラインで、音楽の輪郭をくっきり描く明るい演奏。オーケストラに一体感があり、中身のたっぷりつまったフィナーレの響きも充実していました。メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」は、弾きとばさず、落ち着いたテンポで「軽さ」を感じさせる第3楽章が印象的でした。独奏の庄司紗矢香さんが、あっという間に「大人」の音楽家に成長してしまったのは驚き。他に、メンデルスゾーンの序曲「静かな海と楽しい航海」。