大阪フィルハーモニー交響楽団第388回定期演奏会

ザ・シンフォニーホール。井上道義の指揮で、オール・ラヴェル(「スペイン狂詩曲」、「左手のためのピアノ協奏曲」、「クープランの墓」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「ダフニスとクロエ」第2組曲)。アクロバティックに書いてある場面で、アンサンブルが概して安全な方へ着地してしまい、結果的に腰の重い音楽になってしまうのは、この組み合わせだと、ある程度、予測できたこと。菊池洋子のピアノが、オーケストラに覆われ気味で、期待したような鮮やかでスケールの大きい演奏でなかったのが、残念でした。