室内楽友の会302回例会 チェロアンサンブルの愉しみ

午後、京都府立文化芸術会館。上村昇・河野文昭と上森祥平・林裕・藤森亮一、二世代が良い形で組み合わさって、毎年、本当に楽しみな会です。媚びることなく、威張ることもない、良質のサークル活動。ヴィヴァルディ「協奏曲」ト短調、ラロ「間奏曲」、チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」、「エレジー」、リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」、ラヴェル「クープランの墓」抜粋など。

こういう一見地味で内容豊かな活動を育てるのが文化の厚みというものだと思いますし、「室内楽の会」が今回で終わってしまうのは、ファンとして割り切れない思いです。指定管理者制度を盾に文化行政を「上から」改編していく動きは、かなり深刻な影響を現場で行使しつつあります。