いわゆる「中の人」の気持ち

いずみホール公式ツイッター ‏@Izumi_Hall 51 分51 分前
【批評掲載】15日付朝日新聞夕刊に今月3日の《ドン・ジョヴァンニ》の公演評が掲載されました。評者は能登原由美さんです。ぜひご覧ください。お取り上げいただきありがとうございます。

いずみホール公式ツイッター ‏@Izumi_Hall 9月14日
【批評掲載】14日付の日経新聞夕刊に今月3日の《ドン・ジョヴァンニ》の公演評が掲載されました。評者は白石知雄さんです。ぜひご覧ください。

どうやら、公式ツイッターの「中の人」には、「お取り上げいただ」いて「ありが」たい批評と、そうではない批評があるらしい。評者が気に入らないのか、掲載媒体が気に入らないのか、私は「中の人」ではないので、その気持ちは不明だが(笑)。

イベント主催者が「お客様の反応」なるものをリツイートする広報手法自体が、早晩廃れるであろう集合知の悪用だと私は思っている(←いわゆる「個人の意見」です)。なぜそう考えるかというと、この手法は、「いいお客様」(公式サイトでその反応を紹介するような)と「よくないお客様」(その反応を闇に葬るような)を選別・分断して、そのような価値判断を公表する婉曲で陰湿な恫喝であり、公開イベントでそんな風に特定のお客様を囲い込み、その方たちに必死でしがみつくようなことをしていたら、客層が閉じて収縮して、ジリ貧に陥るのが落ちだろうと思うからです。自分で自分の首を絞めるような手法は、苦しいに決まっているので長続きするはずがない。

それこそ、みんながやっているから横並びを抜けるのが恐いのだろうけれど、そんな不毛なチキンレースは、何かのきっかけであっという間に消滅すると思う。

(数年前まで、クラシックコンサートでは、「感動の余韻にいつまでも浸っていたい」という感じに、どの演奏会でも判で押したように長い長い拍手が続いて、特にオーケストラコンサートでは楽員さんたちがなかなか退席できないのが常態だったが、今はそういうことがなく、定期演奏会はサラっと終わるようになった。イベントにまつわるマナーや慣習はナマモノであり、ちょっとしたことでどんどん変わります。)

そんなこととは無関係に、わたくしの批評は、どうぞそれぞれで、お手にとってご覧ください。私がごく素直に期待して聴きに言ったのだ、ということ、そして実際に聴いた感想がどうであったかということを正直に書いています。駆け引きとか思惑とか、そういうのは一切なしです。

(ちなみに、京都新聞では「ドン・キホーテ」評がまもなく出るはず。こちらもよろしければ是非。)