生誕250周年記念モーツァルト・ツィクルスNr.7 堀正文&迫昭嘉デュオリサイタル

京都コンサートホール小ホール。編曲とオリジナル、初期のオブリガートつきクラヴィアソナタと後期のデュオソナタなど、様々な二重奏を組み合わせた面白いプログラム。けれども、このお二人のように、品質の揃った音で、ある種「決め打ち」の弾き方だと、どれも同じに聞こえてしまうのは否めませんでした。おそらく、今はもう、こういうスタイルのモーツァルトが「優秀な演奏」と信じられる時代ではないように思います。

「ソナタ」ヘ長調K376、「ロンド」ハ長調K.373、「ソナタ」変ロ長調K.454、「幻想曲」ハ短調K.475(ピアノ独奏)、「ソナタ」イ長調K.526。