無条件降伏じゃダメなの?

http://blogs.yahoo.co.jp/katzeblanca/26090616.html

どうもよくわからないのだが、大久保賢は「俺が為政者だったら、無条件降伏せずに、もっと上手に立ち回って有利な条件で講和交渉にもちこむことができたはず。ばかな奴らに政治をまかせて、マジで後悔しているぜ」と言いたいのだろうか。

(その意見は、たぶんそれなりにデータを調べた上で話を作っているであろうノンフィクション作家に、あっさり論破されてやぶ蛇だと思うが。)

あるいは、「無条件降伏した以上、日本は戦勝国に統合されてしまえばよかったのに、ずるずると再独立を果たしてしまうとは往生際が悪く、情けない国民だ(恥)」と考えているのだろうか。

(かつての支配層を一掃して丸腰になった敗戦後のニッポンは、どこから次の為政者を迎え入れたらよかった、という意見なの? 歴史が実際にそのように進んだところの米軍による占領じゃないとしたら、あの時点の情勢では、ソ連か中国が日本を管理するってな話になっちゃうと思うが、そうすべきだったと言うのだろうか?)

右傾化許すまじ、はいいとして、どういう立場でそれを言っているのか、さっぱりわからん。

戦争に関わることは全部「悪」で、今現在のいいことはすべて戦後の再出発のおかげだ、みたいに単純に色分けできたら楽かもしれないけれど、そんなの、もう無理だよ。

じゃあ、何がどうなっているのか。みんな、わかるところからひとつずつ考えようとしている途中なんじゃないのかなあ。

若い人たちは、苦しいけど、もう考えはじめちゃってるんだと思う。そしてそういう側から見たら、たぶん、オジサンの物の言い方は、立派なようでいて、きれいごとだと思うな。