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その1:

「エビデンス」という内田樹用語は、その筋の教義ではどういう文脈で唱えることになっている呪文なのだろう。(素朴な疑問)

その2:

ヴァルトシュタイン(ドイツ語風)とソナタ(英語風)を組み合わせる「ヴァルトシュタイン・ソナタ」という表記は、なんか居心地が悪い。

その直後に「ゼクヴェンツ」(ドイツ語風)という表記が出てくる(固有名詞のみならず普通名詞にも原語主義を適用したい意志が感じられる)ことから考えると、「ソナタ」ではなく、「ゾナーテ」とでも書きそうなものだが、ドイツ語力がそこまで及ばず、ということなのだろうか。

ベートーヴェンが作曲したのは「パストラール・ズィムフォニー」で、サン=サーンスが書いたのは「オルグ・サンフォニー」なのかなあ……。後者を委嘱初演したのは、ロンドン・スィンフォニー・オーケストゥラらしいけど。

まあ、なんとなくそれらしい雰囲気を醸し出してヨーロピアンな美酒に酔えたら、厳密じゃなくてもいいのか。

言葉の洋風居酒屋。