制度設計の要諦

もしも上から不当に「嘘をつけ」と言われても(比較的に早期の段階で)きちんとお断りしておいた方が後々全体にとって(下から上まで)よい、という認識がこれを機に共有されるのはよいことでしょう。

加えて、事故・過失の際に当事者を特定して詰め腹を切らせることで存続を測ろうとするシステムというものは、早晩、守旧的な閉じた虚構(fiction)に傾くに違いないので、こうしたシステムを当事者の頑張り次第で成功を得られる冒険的な実勢力(virtuality)と誤認することなく、できるだけ早い段階で縁を切った方が良い、ということも言えるかと思われます。

あと、文化芸術に関しては、ウソかホントか(真偽判断)の領域ではないので、むしろ、分不相応に自分を高く売ることの是非、というのがあると思う。相手が勝手に高く買おうと言ってくるのだから、喜んで受け入れればいい、のかどうか。この場合も、判断は致命傷になる前、できるだけ早いほうが身のためだろう。