2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
http://tsiraisi.hatenadiary.com/entry/20160417/1460851091
聴覚文化 auditory culture という領域を学問の対象として主張するときには、潜在的もしくは顕在的に、視覚文化 visual culture との対比を想定することが少なくないと思うのだが、一方、コンピュータの技術としては、情報を可視化する手法に対して CG (Comp…
http://tsiraisi.hatenadiary.com/entry/20160414/1460593226
アルタリアがオーストリア領内最初の楽譜出版業者で、ハイドンが楽譜出版に積極的に乗り出すのはアルタリアがあればこそ、だったらしく、一方ボンにはニコラウス・ジムロックという人がいた。子孫がブラームスやドヴォルザークと関わることになるけれど、初…
気にし始めると、色々なところに桜がある。都会は平板にギラギラして、郊外には奥行きがある、……というのは、凡庸な「ものの見方」かもしれませんが。*一方、大阪駅のリニューアル5周年は、ゴールデンウィークを見据えて早くも「ばら推し」。商業施設は、常…
咲き誇る桜の木をいい航路で飛行機がかすめるタイミングに居合わせるのは、なかなか難しいことがとりあえずわかった。この欲望の先には、いわゆる「撮り鉄」に近い何かがあるのでしょうなあ。
先日遭遇した大きな飛行機。何だったのだろうと主翼裏側の「JA8984」で検索したら、B777の特別塗装機であるらしい。
昨日は夜桜見物の機会がありましたが、今日の雨と風でかなり散ったようですね。[追記]翌朝の歩道はこうなった。
http://tsiraisi.hatenadiary.com/entry/20160407/1459995847限られたリソースのなかで何をやるか、優先順位、「選択の問題」(『ガリレオ 真夏の方程式』)の話をしているときに、「それが無駄であるかどうか」という認定がどこまでその議論に関与するもの…
かつて内田樹は、営利企業の多くが短命であり、10年、20年続く会社の数は実は少ない、という何かの統計をもとに、商業活動は目先の利益を求めて、中長期のミッションを定めないし、その必要がないものなのだ、と診断した。(だから商業活動の論理を教育に適…
アドルノの『本来性という隠語』は未読で、どうやらハイデガー批判らしいのだが、哲学的な議論はさておき、アーリア人の優位を公式見解として掲げたナチズムはいかにも「本来の○○とは?」という議論を仕掛けそうな人たちだろうから、ナチズムをラディカルに…
戦後日本の多くの職場と同じように、日本の大学では、おそらく現在も暗黙のうちに両者が不可分一体に見えるが、両者のリンクを切るだけで随分風通しが良くなるんじゃないだろうか。だって考えてみれば、学長・教授・准教授……というのは、偉さの序列ではなく…
仮に、大学を円滑に運営するには30種類の業務があると仮定する。各業務にひとりずつ人員を当てれば、必要な職員数は30名。計算を容易にするために、この大学の教育・研究活動に170名の教員が必要であると仮定して、一人当たりの人件費水準を500万と設定すれ…
昭和2年生まれの恩師谷村晃の最初期の論文は、戦後だが旧仮名遣い。昭和ヒトケタ生まれは旧仮名遣いで育って、戦後、それを捨てて新仮名遣いに移行したことになる。でも、戦前の言文一致体の文章の多くが戦後、新仮名遣いで出回っているように、表記が違うだ…
感想を書くタイミングを逃したが、先月、兵庫芸文で観て、泉鏡花原作ということだけでなく、水野さんの作曲を含めて、武智鉄二好みの作品だなあと思った。東京では、兵庫芸文に先立って、初演団体の日本オペラ協会が新国立劇場で上演したそうだけれど、皆さ…