2016-07-31から1日間の記事一覧

疑似餌

梅田の盛り場に行くと、立ち並ぶ円盤状の札の周囲に軒並み桜が散っているが、あれは、盛り場の設定が特別扱いなのではなくて、疑似餌で釣りをする人が絶えないからだそうですね。そういうところは、自生秩序っぽくて、ちょっと面白いなあ、とは思う。「野生…

タケミツとハルキ

武満徹は「へるめす」グループだし、「雨の木」シリーズのあたりから大江健三郎に接近したけれど、「世界に通用するブランド」というタケミツの売られ方は、むしろ、村上春樹に似ていたかもしれない。その村上春樹は、武満徹が亡くなってから小澤征爾に近づ…

柴田南雄は「全部集めて数えなさい」と言った

東京芸大楽理の柴田南雄の指導とは、そういうものであったらしい。あるテーマに関連する資料を全部集める、というマクロなレヴェルでもそうだし、この曲のなかで減5度音程が何回使われているか、というミクロな楽曲のレヴェルでも、そういう風に躾けたらしい…

「ありそうでなかった武満徹の初の本格的伝記」?

武満徹 ある作曲家の肖像作者: 小野光子出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2016/08/17メディア: 楽譜この商品を含むブログを見るhttp://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=226900音楽之友社自身のサイトの表現だが、自社が出している楢崎洋…

歩留まり率

ウサギにはまだあと1つヴァリアントがあるらしい、というような情報を得て、野生にはほぼ生息していないと思われる種を生み出してリストを完成させるために、この先の長い期間「博士」と継続的にコンタクトを取ることを決意するとしたら、それはまさしく「…