大阪センチュリー交響楽団第96回定期演奏会

ザ・シンフォニーホール。指揮、小泉和裕。廣瀬量平の序曲「王様と恐竜」(初演)、グリーグ「ピアノ協奏曲」(独奏:ダン・タイソン)、ドヴォルザーク「交響曲第8番」。

パンフレットに、国民楽派とは「平たく言えば、泥くさい音楽である」(小味淵彦之)という言葉が書き付けられていて、確かに「泥くさい」音楽会でした。

でも、「泥くさい」のは、この日の演奏であって、グリーグやドヴォルザークが泥くさいわけではないはず。

ダーデルセン(Georg von Dadelsen "Es gibt keine schlechte Musik, es gibt nur schlechte Interpreten."[酷い音楽なんてない。演奏が酷いだけだ。])でも読んで、出直すべし。

彼らの安心感が何に支えられているのか、まったく謎ですが、それにしても、油断し切ったユルさ。極めて不愉快な演奏会でした。