京都フィルハーモニー室内合奏団「名曲コンサート」

午後、京都コンサートホール。先月の定演に続いて佐藤俊太郎の指揮。京フィルとしてはとても充実した演奏だったことを認めた上で、シューベルト(「未完成」)やベートーヴェン(「運命」)のサウンド、特に弦のアンサンブルに、どんよりして整理され切っていない部分があるのは気になりました。時間をかけて古典的なレパートリーに取り組んだ時にどこまでできるのか、一度聴いてみたい気がします。メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」は、独奏(大谷玲子)にぴったり付ける好演。