ドヴォルザークとバーミンガム

17日の関西フィル定期はドヴォルザークのレクイエム。

解説を書かせていただきましたが、力不足で通り一遍のことしか書けなかったところ、指揮の藤岡さんがプレトークで熱い思い入れとともにポイントを解説してくださいましたが、そのプレトークと実演を通じて、この曲が「大作」であることを改めて思い知りました。

オルガンが入り、編成も曲想も結構大きくて、ドヴォルザークは、ブラームスに見いだされた人ではあっても、オーケストラが大きくなっていく時流に乗っていたところがあるのかもしれないですね。

初演はバーミンガムの音楽祭なので、おそらく、タウンホールになるのでしょうか。そしてここはオルガン備え付けだったのでしょうか。

既に数年前1886年にサン=サーンスがオルガン交響曲をロンドンで初演していますが、これはどこのホールでやったんでしたっけ? で、音楽ホールにオルガンを入れるようになったのはいつ頃からで……という話もたしか以前どこかで読んだ記憶があったような……。

ドヴォルザークの「レクイエム」を語るとしたら、そのあたりのことをちゃんと調べておくと話が広がったに違いないのに、と反省した次第。不勉強を恥じつつ、遅ればせに補足でございます。