シャッター速度

手持ちで人間や生き物を撮るなら1/125秒が基本。動くものは1/250秒、それほど素早くないスポーツだったら1/500秒、高速運動は1/1000秒、と言われるらしい。

三脚を立てて、止まっているものを「記録」するのとは、別ジャンルなのですね。

瞳にフォーカスしないと被写体が生きない、というのからはじまって、人と人とのおつきあいに必要な膨大なノウハウの蓄積のなかでポートレート写真が撮影されていることを知る。

「情報」として流通する画像の数々は、言葉の群れと同じくらい玉石混合で、しかしその「断片」たちは、言葉の群れがそうであるように、ひとつひとつが何者かではある。