右開きのTDK

昔は磁気テープが貴重で放送局は重ね録りして使い回したと伝えられているが、大栗裕の没後、NHK大阪から寄贈(返還?)された「桜守」というドラマの音入りオープンリールテープは、「桜守」の第何回、といったことを記した紙を取り去ると、こういうのが出てくる。

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中身がどうなのかはわからないが、外箱は確実に使い回されていたようだ。

ほとんどの箱は、ちょうど洋書や横書きの本のような「左開き」だが(下の写真は裏返しているので、向かって右が箱の蓋、左が本体)、

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東京電気化学工業(TDKですね)には日本の縦書きの本のように右開きのものがある。なんだか味わい深い日の丸磁気テープである。

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