スキャナの目

先週から部屋に籠もって一日中スキャナーという仕事がはじまっている。

原稿を多少斜めに置いても補正して読み取ってしまうが、何百枚もスキャンしていると、徐々に補正の癖のようなものがわかってきて、これはどういうロジックになっているのだろう、人間の視覚の機構と比較するとどういうことになっているのだろう、などと考える。

(手書きの楽譜は、縦横斜めに様々な「線」が描いてあるが、これに惑わされると、原稿を斜めに置いてしまったりするのですね。逆に言うと、人間の目は、完全な水平・垂直ではない手書き楽譜をむしろスムーズに読んでしまう。)