長岡京室内アンサンブル第14回コンサート

午後、京都府立府民ホール・アルティ。ボーイングの流れが滞らないテンポで、動き続けようとする姿勢が、レスピーギ「古代舞曲とアリア第3組曲」で成功。逆に、ロッシーニ「四重奏曲第1番」(ややモーツァルト風に線が細い)の終楽章のサルタレッロや、ヴォルフ「イタリア風セレナーデ」では、フレーズを大事にまとめようとして、踊りの「ノリ」が止まってしまうのが、問題と思いました。チャイコフスキー「フィレンツェの思い出」の六重奏(終楽章のフーガ!)を、倍の人数で透明にまとめてしまうのは、驚異。