村田製作所新本社完成記念 長岡京室内アンサンブルコンサート

午後、同社ホール。曲目は15日と同じですが、三枝成彰氏を聞き手に、長岡京のリーダー、森悠子さんが解説して下さった、18世紀の弓とボーイングのお話、当時の、いわゆるノン・ビブラートが、決して無表情なものではなく、弓の当て方やコントロールで、繊細な表情をもっていたのではないか、という主張は、非常に興味深かったです。長岡京の若いメンバーが、それを完全に身につけて、生かし切っているとは言い切れませんが(そのためには、もっと自発的にフレージングやアンサンブルを楽しむ姿勢が必要)、彼ら独特の弦の響きの秘密の一端に触れた気がしました。