大フィル創立60周年記念の朝比奈隆展に行ってきました。
大阪フィルハーモニー交響楽団創立60周年記念
「永遠のマエストロ 朝比奈 隆 展」〜音楽を愛し、魂を捧げた人生の軌跡〜
ベートーヴェン、ブルックナーの指揮で世界に名を馳せた朝比奈隆さん(1908〜2001)は、大阪フィルハーモニー交響楽団の父とも言える存在です。この展覧会では、楽団創設に尽力し、常任指揮者・音楽総監督として半世紀に渉り指導に努めた名マエストロの足跡を辿ります。京都大学時代や欧州演奏旅行の写真や手書きの指揮譜など、今回初公開となる貴重な展示物 約70点が揃います。大阪フィルニュース : 大阪フィルハーモニー交響楽団 - Osaka Philharmonic Orchestra
- 【期 間】2007年12月11日(火) 〜 2007年12月16日(日)
- 【開館時間】10：00 〜 18：00
- 【料 金】入場無料
- 【会 場】リーガロイヤルギャラリー（リーガロイヤルホテル１階）
- 【主 催】社団法人大阪フィルハーモニー協会
- 【お問合せ】リーガロイヤルギャラリー TEL 06-6448-1121
大フィルが所蔵している資料の展示。写真も豊富で、演奏会のポスター（広告など）を見ていると、時代の変遷を感じます。（大フィルでは関西交響楽団時代からの定期演奏会プログラムは全部揃っていると聞きました。これだけでも貴重な資料ですね。）
あと、びっしり書き込みのあるスコアが展示されていて、これが必見。スコアの１ページ目には曲を指揮した演奏会の日付が手書きで記入されているのですが、「第九」のスコアの最後は「2001」の年号だけで、日時が空欄のまま。この年に入院されて、年末の大フィル恒例「第九の夕べ」の当日に亡くなられたのですよね……。
スペシャルCD付きのパンフレットが販売されていて、LPの即売もあり。今日から16日まで。昼間の開催ですが、リーガロイヤル・ホテルにはJR大阪駅などから無料シャトルバスも出ていますから、お時間の合う方は是非。
ギャラリーの展示を観たあとで、朝比奈さんが常連だったというホテル内のリーチ・バーで一杯というのがお薦めのコースかもしれませんね。
先日の大植英次さん指揮の定期演奏会（ラフマニノフの交響曲第２番）も（私は残念ながら行けませんでしたが）好評だったようですし、ベートーヴェン・チクルスの最終回でもある「第九の夕べ」（フェスティバルホール）の前に大フィルと朝比奈さんの足跡を振り返っておくのはいいんじゃないでしょうか。
