ということで、

全8回の6回目というのは、2時間の映画で言えば残り30分。いったいどこへ着地するのかサスペンスを一番盛りあげるあたりですから、ここで立ち止まってあーだこーだ言うのは野暮。

外野が必死に手持ちの物語の網をかぶせようとアタフタするのを尻目に見ながら、何かよくわからんものが網をかいくぐって勝手に動き出す様子を面白がるのが、こういう長丁場とつきあう呼吸というものでしょう。

長々と書いたのは、虫除けの薬剤とか、ノイズキャンセリングのために流す逆位相の波動とか、そういうものだと考えていただければよろしいかと存じます。

結局のところ、だったら最初から静かに淡々とやるのと、誰かが手を挙げて盛りあげ役を買って出るのと、どっちが良かったのか、収支決算・反省会は全部終わってから、やる必要のある人がやればよろしい。わしゃ知らん。