占い師がOLの心を癒す

で、リンクは貼りませんが、「悲愴」が悲劇の渦中の人物というより、悲劇を俯瞰している、というのは、なるほどそうかもしれないと思ったけれど、あとは、なんというか、あれとこれを組み合わせてこういうお話にして、そことここを組み合わせてもうひとつお話を作る、というような猛烈な努力がなされたようですね。

国際情勢を国のイデオロギーにあわせて報道する北朝鮮みたい……というのが言い過ぎだとしたら、満天の星をながめて、あれがオリオン座で、こっちが獅子座で、お空のうえでは、神さまたちの間でこういうことがあって、こうなってああなって……、と一生懸命言ってるような感じがする。

知覚したものを「お話」にしないと落ち着かない人がいる、ということなのでしょう。

占いは今も昔も一定の需要があるらしいので、商売にはなるのだと思う。オフィス街の一等地のビルの休憩室の片隅に、ジプシー占いの「○○のやかた」とか、案外あったりするものなのかもしれないし。