格言

自分を「自立心がある」と思っている人は、気に入らないことがあるとそれを「共同体」の側へ分類する、「共同体」に守られていると思っている人は、気に入らないことがあると、「よそものはいやね」と思う。それはものを考える入口にすぎないので、そんなもんを立派な引用で厳かに「結論」と見せかけてはいけない。

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「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」問題は、

  • (1) 右の頬を打ったんだから、左の頬を打つのは当然の権利だ(ブラック企業ヴァージョン)

とか、

  • (2) 右の頬を打たれたんだったら、左の頬も打たれたらいいじゃない(アントワネット・ヴァージョン)

とか、

「頬を打つ」側の論理もなんとかしてほしいよね。