九州の夏祭りも出てくるし、交響曲「HARIKOMI」の元ネタは黛敏郎が音楽を担当したこの映画だったりするのではないかと思っているのですが、どうなのでしょう。
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- 発売日: 2013/01/30
- メディア: DVD
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この映画を知ったのは、最近出た溝口健二の映画の音響論で、同じく黛敏郎が音楽を担当した「夜の女たち」と比較する文脈で名前が出てきたからです。
- 作者: 長門洋平
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2014/01/23
- メディア: 単行本
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電子音や十二音技法が映画に合うか合わないか、映画評論家と黛敏郎の間で論争になった「夜の女たち」に比べると、こっちのジャズや無調は、今みても違和感がなくて、なるほど「夜の女たち」の奇妙な居心地の悪さは、電子音一般とか無調一般の問題ではなく、あの映画固有の何かなんだな、と思えてきますね。
しかし、この話でフルサイズの映画をよく作ったなあ、と思います。高峰秀子は、やっぱり素晴らしい。
(……ということで、長丁場には息抜きも必要。ヴィオレッタの人生にべったりつきあうと、しんどいので、気分転換させていただきました。)